コミカンソウ

先日、道を歩いていたら、マメ科の複葉っぽい形状をした植物を発見。

なんだこれと思いながら、色々な角度から眺めてみた。そのうちの眺め方のひとつに、しゃがんで横から眺めるというのがあった。

すると、横に出た茎の下にビッシリと並ぶ茜色の小さな実が視界に入った。と、同時に、「あぁ、これがコミカンソウか。」と、一人頷き納得している自分が居た。

名前はコミカンソウ。東アジア、南アジアに広く分布するキントラノオ目コミカンソウ科に属する一年草である。決してマメ科ではないのである。

こうして、日本のコミカンソウも、史前帰化植物と考えられている。

私の中では、葉に斑の入っていないオオニシキソウが、もしかしたらコミカンソウなのではとの不安を抱いていたので、今回、ハッキリとオオニシキソウとは全然違うと確認出来たので、嬉しい1日であった。

極極極小粒の小(子)蜜柑に例えられた実の姿から、別名、狐の茶袋と言われているようであるが、キツネノチャブクロというネーミングも、ユーモアや洒落が感じられて、素敵だなと思う。