イヌゴマ

最近、近隣で、この植物を見かけて写真に撮った。

初めて見るというわけではないが、花期の写真が撮りたかったので、ちょうど良かった。

さて、名前を調べた所、イヌゴマだと思われる。湿地帯に生えるとの事だったが、確かに、この植物が生えていた場所は、水田周りの用水路脇だった気がする。

ただ、どこの水田周りでも見かけるかというと、そうでもない気がする。

近年は、少なくなってきたのか、都道府県が独自に定めるレッドデータで、関西地方以西の都道府県において、奈良県と岡山県が、準絶滅危惧種に指定……山口県、高知県、福岡県、宮崎県が、絶滅危惧Ⅰ類に指定している。

ヒメジソ

最近、近隣の雑木林で群生しているのを見かけた。

なんかシソ科の植物っぽいなとは思ったが、予感通り、シソ科のヒメジソという植物のようである。

似た種に、イヌコウジュという植物もあるらしいが、葉の鋸歯の数や四角い断面の茎の特徴から、私はヒメジソと思った。

なかなか綺麗な花を咲かせる植物だとも思った。

キランソウ  (つくば市中部)

先週の木曜日に撮っていた写真の植物の投稿をする。

少し前より、少し薄暗い林内の地面に濃い緑色をしたフワフワした起毛感のあるロゼットがある事に、少し前から気が付いていた。

そして、先週の木曜日に見たところ、花が咲いているではないか。早速、ネット上で調べたところ、キランソウという名前だと分かった。

別名、地獄の釜の蓋。花が咲くと華やかになるが、花がない時のロゼットは、私も少しおどろおどろしい印象を抱いていた。地中からなんかモクモクと濃い緑の物体が溢れ出してきたみたいなイメージだった。とにかく、ペタッと地面にへばり付くような姿に蓋の形容は合っていると感じる。

そして、名前の由来には、諸説あるが、その一つに、着物の生地の織物のパターンから来ているという説もある。昔からモミジの金蘭なる園芸種を知っており、金蘭って何だと疑問に思っていたのだが、今回のキランソウとの出会いをキッカケに、金蘭なる言葉も初めて調べてみた。

金蘭とは、着物に使う金銀の刺繍の入った煌びやかな紋様の織物との事であった。

私的感想であるが、モミジの金蘭も、このキランソウも、どうも金蘭というタイプの織物とは、明快に結びつく気はしない。

もう一つの説は、キが紫の古語であり、蘭が藍色の事であり、合わせてキランソウとなったというものである。

こちらの説の方が、私的にはしっくり来るかな。