サルトリイバラ

最近、近所の里山を散歩した時に、遠目から緑の木々の中に白黄色のスポットが浮かび上がるように見えていた場所があった。

近づいてみて気付いた事は、「サルトリイバラか〜。春先の芽出しと花の時期は、こんなにフレッシュで綺麗なのか〜」というサルトリイバラへのポジティブな再認識であった。

これまでの私のサルトリイバラのイメージは、山野で無秩序に生える蔦植物とか、人家の荒れた場所に蔓延る厄介な蔦植物ののイメージであったが、最近は、秋の赤い実とこの変則的な枝振りが何とも味わい深く捨て難く感じられるようになってきていた。そして、この明るい黄色の花の時期を知ってしまったら、家に棚を作って植えてみようかとも思えて来た。

因みに雌雄異株みたいで、写真の個体は花の形状から、雄株と思われる。赤い実が付くのは雌株だろうから、植える時は雌株は絶対に植えよう。

また、ルリタテハという蝶の幼虫の食草になっている事も、私には関心がある。ルリタテハっていう蝶も、美しい蝶だと思う。

他にも、ここでは触れないが、薬草としてのサルトリイバラの魅力も沢山あるみたいである。

サルトリイバラを見直し始めた今日この頃である。