ヤマノイモ

本日、台風一過、庭に台風の爪痕を探すが、思いの外被害は見当たらなかった。そんな中で、ヤマノイモと思われるツタが木に絡まっていたので写真に収める。

最近、家のすぐ側で、オニドコロというヤマノイモ科の凄く似たツタ植物が自生している事を知った事もあり、我家に生えているのが、ヤマノイモなのかオニドコロなのか気になり始めていたのだが、この写真の植物はヤマノイモで合ってると思う。

ヤマノイモとオニドコロの外見上の違いは、幾つか有るが、本日、見分ける為に参考にした点は、以下の2点であった。

✴️ムカゴが出来ているか?(この写真でも、真ん中下部の方に、一粒のムカゴが写っている……オニドコロには、ムカゴは出来ない。)

✴️葉が茎に対して対生で付いているか互生で付いているか?(対生がヤマノイモで、互生がオニドコロ)………嘘は好きじゃない。正直、今回は確認していない。

他にも、葉のイメージなども有るが、取り敢えず庭に生えていたこの個体は、ヤマノイモであろう。

さて、最後に、自然に生えているヤマノイモを掘って食べた事が有る人は、どれほど居るであろうか?スーパーに行けば、ヤマノイモから改良されたであろう歩留りの良さげな品種が沢山売られていて、それなりに美味しい。

ただ、私は野生に生えてるヤマノイモの方が、味(旨味成分)が、タイトにギュッと詰まっていて、全然美味しく感じられる。落ち葉が何十年もかけて分解されて出来た土壌の中で、その土壌に染み込み濾過される水分を吸収し、ゆっくりゆっくり成長した味が、野生のヤマノイモには有る。

これと似たような事は、魚の養殖でも魚種によっては当てはまる。本当に美味しい天然の味がある事を忘れてしまっている現代人が増えて来ているのではないだろうか。