ヒラズネヒゲボソゾウムシ

最近、我家の外灯下に来ていた小さなゾウムシである。

大きさは、7ミリぐらいだったと思う。似た種類が幾つか存在するらしいが、私は、上の写真の個体を普通種であるヒラズネヒゲボソゾウムシと同定したが、正しいのであろうか?

ヒラズネヒゲボソゾウムシは、針葉樹の新芽を食害するジウムシとの事である。

また、体表の色彩は、個体差が激しい種のようであるが、私の見た個体は、光を当てると結構な金属光沢があった。そんな明るくない場所では、白いうぶ毛の生えた緑色みたいな色彩だった。

クロチャマダラキリガ? 成虫

一昨日、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長で18ミリぐらいだった気がする。種名を調べたところ、チャマダラキリガとクロチャマダラキリガの2種が浮上してきたが、2種とも個体変異の多い種であるらしい。2種の区別点としては、上翅の後端(外縁)がギザギザしているのがチャマダラキリガで、比較的真っ直ぐなのがクロチャマダラキリガとの事である。

この見地から、上の写真を眺めると、外縁はギザギザしているようには見えない。ゆえに、クロチャマダラキリガの方かなと思った次第である。

2種ともに、幼虫は常緑のカシ類を食して成長して来る事が知られている。

ところで、このクロチャマダラキリガと同定した蛾も、チャマダラキリガも、晩秋に羽化して越冬して、3、4月に活動を再開する蛾とのことである。

上の写真の個体が、越冬して数ヶ月を生き抜いてきた割には、痛みがないように見えるのが気になる。

トビイロリンガ 成虫

最近、近隣で、この蛾の写真を撮っていた。

一目で、初見の蛾と分かったが、果たして種名は何であろうと、帰宅後、調べるのが楽しみであった。

一瞬、ナミシャク亜科の蛾から調べるかと思ったが、肩の張り具合がシャクガの仲間ではないなと直ぐに見抜いた。そうなって来ると、私の知識で、このシルエットは、コブガ科リンガ亜科の蛾ではないかなとの予感がよぎった。

そして、コブガ科リンガ亜科を当たったところ、直ぐにトビイロリンガである事が判明した。大きさは、前翅長15ミリ弱ぐらいであった。

幼虫の食草は不明との紹介も多く見たが、ブナ科アラカシと書かれている方も居た。この蛾を見つけた場所の近くは、アラカシではないが、殆ど同じようなブナ科のシラカシが結構生えている場所である。幼虫の食草……ブナ科アラカシ/シラカシは、有り得ると思う。