プライヤハマキ 成虫

最近、近隣の雑木林を歩くと、地面の枯葉から飛び立つ蛾が増えてきた。そのうちの一つが、運良く地面に留まった瞬間と場所をを見逃さなかった。

慎重に近寄り、写真に撮ってみた。

大きさは、前翅長で1センチ弱ぐらいだった。容姿からハマキガの仲間である事は推測出来たので、ハマキガの仲間を当たると、プライヤハマキという種が浮上してきた。

幼虫の食草は、クヌギやコナラやシラカシやカシワ等のようである。要は、ブナ科の樹木の葉であろうか。確かに、この蛾が居た雑木林には、その殆どが揃っていたような気がする。

似た種に、ナラコハマキという同じような生態を持つ蛾が居るが、ナラコハマキの方が微妙に小さかったりするのかと、自分なりに解釈しているが、とにかく2種は、結構似た風貌ではある。

ちなみに、プライヤハマキは、今回見たような越冬型と、夏に羽化する夏型が存在するらしいが、夏型の方が小さく、越冬型は紋様が変異に富んでいるらしい。

ところで、プライヤハマキのプライヤって何なんだろう?

マクガタテントウ

この極小の甲虫は、最近、近隣の草原で見かけた。

凄く小さくて、テントウムシの仲間だとは考えなかった。しかし、実際のところは、マクガタテントウという名のテントウムシである。

大きさは、最大3,5ミリぐらいらしい。私が写真に撮ったものも、そんなもんだったんだと思う。

アブラムシを捕食したり、キク科の花の花粉を食べたりすることが知られている。確かに、写真の個体が居るのはキク科の西洋タンポポの花の中である。

河川敷に多いという情報が多々見られたが、私が見つけた場所は、河川敷らしい場所とは程遠い台地の中心であった。

レッドデータへの登録はないが、テントウムシの仲間としては、比較的珍しい種のようである。

キタオオクサカゲロウ?

この大きなクサカゲロウは、最近見かけた。この昆虫の一番心に残る印象としては、その大きさである。

これまで見てきた似たような種よりは、ぐんとデカい気がする。

翅先まで入れると3センチぐらいある。候補に挙がったのは、オオクサカゲロウ属のオオクサカゲロウとキタオオクサカゲロウであるが、オオクサカゲロウの写真はどれも、身体の真ん中に黄色い縦線が見て取れる。上の写真の個体には、見て取れない。

そうすると、キタオオクサカゲロウなのかなと考えた。

発見場所は、結構人工物の多い場所であったが、ユラユラとゆったり飛んでいた。