キアゲハ  幼虫

最近、近隣の休田みたいな場所を散策した時に発見。

直ぐに蝶の幼虫っぽいのも解った。ただ、キアゲハの幼虫だとは思っていなかった。

理由は、キアゲハの幼虫の食草と言えば、ニンジンとかパセリとかウドとかセリ科の植物との先入観があったからである。上の幼虫が食べているのは、アメリカタカサブロウという外来帰化種のキク科の植物である。

でも、どうもキアゲハの幼虫で合っているようである。

そして、調べているうちに、確かに、そうしたセリ科以外の植物でも育ち上がるという記事も目にした。

とにかく、幼少時の永遠に引っ張り出せない記憶を除いて、初めて、キアゲハの幼虫と意識的に出会った気がする。

この場所には、ポツポツとアメリカタカサブロウは生えていたが、この株だけに4,5匹の幼虫が付いていた。

今の時期にこの大きさだと、おそらく蛹で越冬するのかなと想像する。

ところで、キアゲハの成虫と言えば、私のイメージでは、少し高いところを高速で移動している薄黄色っぽいアゲハチョウがキアゲハかと思っているのだが、どうなのであろう。

今回、幼虫を発見した場所は、いつでも気軽に行ける場所なので、また蛹になった頃にでも見に行ってみようと思う。

イヌホオズキ

里山やちょっとした空き地でよく見かける植物に、以下の植物がある。

葉の大きさや茎の色から、おそらくイヌホオズキであると思う。

おそらくという表現を使ったのには理由があって、熟した実とかが大きく育っていれば、その実の特徴から、これがイヌホオズキであると断言出来たはずである。

という事で、以下に一昨日、家の近所で見かけたイヌホオズキの熟した実がしっかり写っている写真をアップロードしてみる。

上の写真を見ると、熟した黒紫の実が見て取れるが、この実の表面が艶消しなのはイヌホオズキの特徴であり、他の類似種のテリミノイヌホオズキやアメリカイヌホオズキは、実の表面に光沢があるのである。

また茎が紫色になるのもイヌホオズキやテリミノイヌホオズキによく見られる特徴のようである。

ちなみに、イヌホオズキとテリミノイヌホオズキを見分けるには、果実の光沢もあるが、花序が完全に散房状か少しズレているかも識別点になるようである。上の写真を見ると、少しづつズレて交互に花序が出ているのがかろうじて見て取れる。

これらのいくつかの事実を考え合わせると、直前の上の写真のものは、イヌホオズキなのかなと思う。

このイヌホオズキも、世界中に存在するようで、史前帰化植物と認識されている。

ムネアカセンチコガネ

本日、家から車で10分ぐらい走ったところにある大きな公園に、娘と遊びに行った。

公園のトイレ近くの外灯下に、センチコガネの仲間と思われる死骸を見つけた。ただ、よく見る赤紫色の薄い光沢を持ったセンチコガネとは、どうも違う気がする。

こんなセンチコガネだった。

大きさは、1センチちょっとぐらいだったと思う。調べたところ、名前は、ムネアカセンチコガネと判明。

同時に、7都道府県が準絶滅危惧種に指定、熊本県と大阪府が絶滅危惧Ⅱ類に指定している珍しめの甲虫であることが分かった。

個体数減少の原因は、短く草が刈られた牧草地みたいなものの減少が挙げられるが、他の生息地としては、芝地等がある。

確かに、この大きな公園には、広大な芝生のエリアが点在していた。