カワラケツメイ

近隣のとある場所で、目下、黄色い花を咲かせ、ネムノキのような葉を持つこの植物に出会える。

最初はクサネムであろうと素通りしていたが、この群生している場所が、クサネムの生えるような水田周りの湿地地帯と違って、水辺とは程遠いいかなり乾いた場所であったのは気にかかっていた。

そして、ひょんな事からクサネムの花は、もっとクリームイエローのような色である事を知り、調べているうちに、カワラケツメイ(河原決明)に行き着いた。

似た種類に、アレチケツメイという帰化種もあるが、こちらは在来のカワラケツメイかと思われる。一年草である。

既に赤っぽいラインの入った筋が目に付く種が見て取れるが、全草薬草として使われるようで、古くからお茶として飲まれて来ているようである。

なんかちょっと雑草ぽくない風貌に、お茶としての薬効……今度、その豆を持ち帰って来てみて、庭で育ててみようかな。

ちなみに、写真の地面に見える小さな紫の花は、ヤハズソウの花と思われる。

シラヤマギク

最近、近隣の雑木林で時々、この植物を目にする。

背丈は1メートルちょっとの株が多い。名前は、シラヤマギク。別名は、似た白い花を咲かせるヨメナに対抗してムコナ。

多年草である。

8月〜10月が花期で、花が咲いてるから、この植物がシラヤマギクと分かるが、花が咲いていないと、シラヤマギクと断定できるか自信はない。ただ、ザラザラした肌触りの葉は、大きな特徴だと思う。(キクイモの葉の肌触りに似ているのではないであろうか。)

このシラヤマギク……庭に植えるのはどうであろうと考えたとき、少し背丈が高い気がして、庭でどんな風にマッチするか、いまいちイメージが湧かない。

今度、数株貰って来ようかなとも考えている。

ナンバンギセル

このシルバーウィーク中に、小学生の娘にサイキング(娘曰く、サイクリングとハイキングを掛け合わせた造語とのことである。)に行こうと背がまれ、夕刻に少し近所を散歩。

幾つかの植物の写真を撮ったが、以下の写真もその一枚である。

一風変わった出で立ちだが、ナンバンギセルと言うのではと思うのだが、どうなのであろう。それにしても、独特の姿である。

ススキの根に寄生する一年草とのことである。

ススキの根本にピンポイントに生えていたわけではないが、確かに辺りを見回すと、薄暗くなった空を背景に、あちらこちらで、ススキの穂が揺れていた。