クサネム

昨日、お昼休みに近隣の田んぼ脇を散歩している時に、見かけた。

水田に、ネムノキのような植物が所々生えているのに気が付いたが、水田雑草っぽくないこの異形な葉の形から、直ぐに調べたら、クサネムという水田に生える雑草である事が分かった。

クサネム……水田に生える一年草雑草で、このまま生やしておくと、クサネムの黒い種子も、稲の収穫時に玄米と同じ大きさのために選別することが出来ず、稲の等級を下げてしまうとのことである。

対策には、稲の色彩選別機なるものもあると知った。今度調べてみよう。

ただ、見た限り、どれぐらい休眠している種が埋まっているか分からないが、抜き取れそうな量しか生えていなかったようにも思えた。

最初は、一瞬、水田にネムノキでも生えて来ているのかと思った(上手の近くの土手に本物のネムノキがピンクの花を咲かせ生えていた)が、黄色の花を咲かせている株が少しあり、ネムノキでは無いと確信していた。

そして、その花の形(勿論、葉の形も)から、マメ科の植物であろうとの見当はついていたが、水田内に生える唯一のマメ科植物であるとの事でもある。

フチムラサキノメイガ  成虫

数日前に、ふと大きなカタツムリが捕まえてみたくなり、歩いていけるところにあるカタツムリ・スポットにてくてく歩いて行った事があった。

夜中の12時にである。

途中、大きな照明がある場所に立ち寄ったのだが、何種類かの蛾が地面近くにも寄って来ていた。

その中のひとつが以下の蛾である。

なんとなく蛾にも詳しくなって来ているのか、ツトガ科のノメイガ亜科の蛾であろうとの予測が直ぐに立てれるまでになって来ている。

帰宅後、直ぐにノメイガ亜科を当たると、コブノメイガとフチムラサキノメイガが臭いと、自分なりに種を絞る事が出来た。

そして、コブノメイガの特徴である翅の前縁真ん中あたりにある事が多い瘤のような小さな膨らみが見て取れない事から、フチムラサキノメイガかなと断定してみた。

大きさは、あんまりハッキリと覚えていないのだが、皆の報告では前翅長が、12ミリぐらいの蛾らしい。そんなに小さかったんだと思う。

フチムラサキノメイガの幼虫の食草は未知と書かれている記事が多かったが、ミゾソバと書かれている方も居た。ミゾソバと言えば、水田周りに秋に清楚に趣深い花を咲かせる植物であると昨年認識した植物である。

このフチムラサキノメイガのの写真を撮った場所は、まさに丘陵地であり、ミゾソバが生えそうな水田地帯までは、800メートルぐらいはあると思う。

すると、その辺りから遠路はるばる移動して来たのか、発見場所の近くの他の植物に寄生しているのか……勿論、私が気が付いてないだけで、水田周り以外の意外とすぐ側にミゾソバが生えているのか等、気が向いたら、今後観察を続けて行きたいと思う。

その日の本来の目的であった大型のカタツムリを見つけるという目論見は、ヒダリマキマイマイを筆頭に3種類ぐらいの大型のカタツムリをそれなりに見つけることが出来た。

最後に、このフチムラサキノメイガは、滋賀県が、都道県毎の独自のレッドデータで要注目種に、大阪府が準絶滅危惧種に指定している。

ウスグロナミエダシャク  成虫

4日前の水曜日に家の外灯に来ていた蛾の名前が判明したので、投稿する事にする。

名前は、ウスグロナミエダシャク。

大きさは、4日前の事なのに記憶から飛んでおり、正確な事は言えない。ネット上の情報では、最大開張サイズで30ミリぐらいとの事である。これを知ると、そんなに小さかったのかと、正直思う。

写真の方は、LEDの懐中電灯で照らしながら撮っているので、この翅の表面の質感(ツルツル感)になっているが、たいていの方の写真は、もっと起毛した雰囲気に写っているものが多い気がする。ただ、紋様のパターンの位置とかを突き合わせると、ウスグロナミエダシャクで合っていると思う。

幼虫の食草は、クルミ科の植物との事である。我家の庭には、クルミは数種類植っているし、鉢植えのクルミも存在する。逆に、近場でクルミが生えてるのなんかは、大きな河川の河川敷とか以外見た事はない。

もし、上の写真のウスグロナミエダシャクが、我家の庭で誕生していたとしたら、我家の庭にどうやって辿り着いて来たのか知りたくなる。