シロモンノメイガ 成虫

昨日、昼の休憩時に、近隣の公園を散歩。

それにしても、半端ない暑さである。

ふと公園の一画に、以下の小さな黒い蛾が少し発生している場所を発見。写真に撮ろうと思うのだが、追いかけては葉裏に逃げるの繰り返しで、なかなか写真が撮れる場所に止まってくれない。

昼休憩時という限られた時間だったので、以下のような写真しか撮れなかったことに妥協する。

ただ、写真はボケボケだが、種を特定するのには充分であった。飛び方も少しのんびりとした感じで、緑の草地に黒い蛾の飛翔はとても目立っていた。

そして、着陸した際に垣間見せる黒地に白い小さな斑点の散らばりを持った翅姿が、とてもシックにお洒落に感じた。

直ぐに名前は、シロモンノメイガと分かった。大きさは、開張サイズで最大25ミリと書いてあるページが多かったが、おそらくそんなもんだったんだろうと思う。

幼虫の食草に関しては、殆ど取り上げられたネット上の記事には出会せず、未知と書かれているページもあった。

今回、このシロモンノメイガが飛んでいたエリアは比較的植生に多様性の少ない公園内の草地であった事から、少し観察すれば、幼虫の食草も推理出来るような気はした。

今後、たまに、その公園も訪れてみようかと思った。

ハマベアワフキ

近隣のよく散歩する小川沿いの土手道(普通の人なら絶対突入しないような背丈より高いヨモギが立ちはだかる道を)を掻き分け進んでいると、このアワフキと思える昆虫が沢山居るエリアがあった。

写真だと分かりづらいが、案外大きくて、どれも10ミリを超えていくサイズである。

そして、名前はハマベアワフキという種であろうと落ち着いた。名前にハマベ(浜辺)と付いているのが気になったが、他の方の投稿で海岸線から遠い内陸にも生息しているという記事も読んで安心した。

このハマベアワフキは、イネ科植物の茎とかを吸汁すると、何かで読んだ記憶がある。

ところで、このハマベアワフキが沢山発生していた場所は、去年の晩秋から春先、そして春までは、同じヨコバイ亜目のツマグロオオヨコバイが沢山見れる場所と被っている。

そして、今回この時期、ツマグロオオヨコバイの姿は1匹も見かけなかった。幼体の印象(気配)も無かった気がする。

今回は、ハマベアワフキの投稿であるが、1年間の中で、ツマグロオオヨコバイがお休みのシーズンって有るんだと、少し意外な感想を持った1日であった。

ノブドウ

ちょっと植物の投稿も混ぜようと思う。

上のツタ植物は、近隣の至るとこで見かけれると思う。同じブドウ科に属するヤブガラシと比べたら雲泥の差だが、近隣の野山で見つけれるツタ植物だと思う。

とうとう今シーズン、この植物の名前を確証できた。名前は、ノブドウ。写真の個体の特徴を考慮に入れると、キレハノブドウでも良いかもしれない。

今までも、この植物がノブドウって言うんじゃないかなとは思っていたが、正直、エビヅルとかサンカクヅルとかとの違いが分かっていなかった。

しかし、この花の時期に花を見て分かった。同じブドウ科のエビヅルもサンカクヅルも、雌雄別花で、雄花も雌花も、もっと穂状のブドウっぽい花を咲かせる事を知った。

写真の花の形状から見て、穂状になっていないし、このノブドウの花は両性花であり、この集散花序に雄バナと雌バナが存在していると思われる。

少しづつ、野生に生えているブドウ科の植物の違いが分かってきた今日この頃である。

ちなみに、ノブドウの実は美味しくなくて食べれないそうである。