キランソウ  (つくば市中部)

先週の木曜日に撮っていた写真の植物の投稿をする。

少し前より、少し薄暗い林内の地面に濃い緑色をしたフワフワした起毛感のあるロゼットがある事に、少し前から気が付いていた。

そして、先週の木曜日に見たところ、花が咲いているではないか。早速、ネット上で調べたところ、キランソウという名前だと分かった。

別名、地獄の釜の蓋。花が咲くと華やかになるが、花がない時のロゼットは、私も少しおどろおどろしい印象を抱いていた。地中からなんかモクモクと濃い緑の物体が溢れ出してきたみたいなイメージだった。とにかく、ペタッと地面にへばり付くような姿に蓋の形容は合っていると感じる。

そして、名前の由来には、諸説あるが、その一つに、着物の生地の織物のパターンから来ているという説もある。昔からモミジの金蘭なる園芸種を知っており、金蘭って何だと疑問に思っていたのだが、今回のキランソウとの出会いをキッカケに、金蘭なる言葉も初めて調べてみた。

金蘭とは、着物に使う金銀の刺繍の入った煌びやかな紋様の織物との事であった。

私的感想であるが、モミジの金蘭も、このキランソウも、どうも金蘭というタイプの織物とは、明快に結びつく気はしない。

もう一つの説は、キが紫の古語であり、蘭が藍色の事であり、合わせてキランソウとなったというものである。

こちらの説の方が、私的にはしっくり来るかな。

アオメアブ (つくば市中部)

車に乗り込もうとした時、ふと手を見ると、アブが止まっている事に気が付いた。しかし、逃げる気配がない。

しめたとばかりに、スマホを取り出して写真に収めた。

横からの写真をもう一枚。

こういう形のアブで私が知っているのは、シオヤアブだけだが、どうも違う。ネットで調べたら、アオメアブという種類に行き着いた。

確かに目は緑色をしている。信号の色では青だ。

ネット上にアオメアブの写真は沢山あったが、どういう習性的特徴を持ってるか等を紹介している記事には出くわさなかった。

アケビ

最近、近所の里山を歩く機会が増えて、野山の林縁にアケビの類が物凄く多い事に気が付いた。大概は、ミツバアケビなのだが、所謂、葉が5枚で葉先が丸いアケビも混じっている事に気がついた。

よく言われているのは、ミツバアケビの方が一般的に見かけられるということと、花の色がミツバアケビは、濃い紫色で、本種アケビの方は、淡い紫色という事である。

因みに、数メートル離れたところに、ミツバアケビも花を咲かせていたので、花色の比較という事で、以下にミツバアケビの写真も投稿してみる。

因みに、このアケビとミツバアケビの交配したものも見られるとのことだが、確かに、「このアケビ、何だ?」という特徴を持ったアケビに出会うことはある。

最後に、野に生えるこのアケビ達、食用にも蔦加工にも、もはや利用されていない。

アケビの蔦で何か作りたいなとか、アケビの実で何か食用になるもの作ってみたいなと、毎年思うが、今年も何も出来ないまま終わるのが目に見えている。