ノハラナメクジ

昨日、子供達達とお昼を外で食べた後、真っ直ぐ家へ帰らずに少し寄り道をしてみた。

寄った先は、いつもとは違う里山の水田周り。

目的は、何か珍しそうな生物を見つけて写真に収めること。

すると車を停めた場所から数メートルのところの木の板の下に、こんなのが居た。

ドス黒い色合いと、最初はツノを出していなかったことから、コウガイビルやヒルの仲間かと思ったが、少しすると短めの触角が出て来て、なめくじの仲間と分かった。

それにしても、いつも見かけるナメクジ達よりは、色が黒い。いつも見かけるいずれかの種のナメクジが黒化した路線も視野に入れて種を検討しようと、この写真を眺めると、微かに甲羅の名残のようなものは見える。この時点で、在来のフタスジナメクジ(ナメクジ)とは違う気がする。

では、チャコウラナメクジ系(最近、近辺で見かけるチャコウラナメクジが、数種類居ないかと疑問を持ち始めている為、チャコウラナメクジ系というフレーズを使った)はどうかと言うと、チャコウラナメクジ系特有の紋様が全く見えないほどに黒っぽい。

そしてこの写真の個体は、比較的大きめで伸びると4センチ弱ぐらいありそうだったが、近辺で見つけた他の個体は、どれも大きく伸びても、2,5センチ程度のサイズである。概して小さい印象。

こうした特徴を鑑み種を検討すると、ノハラナメクジという外来種が妥当かなとの結論に至った。

ただ、ネットで調べていて、あまりにもノハラナメクジに関する情報が少ない事を知った。日本に入って来たのは戦後らしいが、何処が原産で、どういうルートで入って来た等の記事は見つけられなかった。

ただ、街中や林の中では、今のところ見かけていないが、水田周りや畑周りの耕作地の近くで見つかるという情報には、私は同意したい気がする。この辺りの特徴から、ノハラナメクジの名前が付いているとも思いたい。

Regarding this slug of my above photo, we Japanese have little information……..only such as one of foreign species brought unintentionally after World War Ⅱ.

If you have knowledge about this small black slug , please leave any comment.

Especially, I’d like to locate where this species came from.

ナガミヒナゲシ

少し前にこのロゼットの写真を写していたのだが、直ぐには、種に行き着かなかった。

ただ、ネットのロゼット図鑑みたいなもので照合しているうちに、ナガミヒナゲという種に行き着いた。

そして、ナガミヒナゲシの成長した姿の写真を見た時に、「あ〜、あれか!」と合点がいったのであった。

5月から6月に道端や空き地でよく見かけるオレンジ色の花をしたポピーみたいな植物である。その時期になると生えてるスポットでは、オレンジ色の花が多数揺らぐ姿を目にする事が出来る。

さて、このナガミヒナゲシは、元々は地中海沿岸が産地の外来種で、日本では、1961年に東京で発見との記録が残っている。それから、60年近く経った現在、日本各地へと拡がったようである。

ではでは、この外来帰化植物に対する国の対応は、帰化から60年近く経った今、生態系の被害対策外来種としての何の指定もしていない。

一方で、2016年頃からは、自治体レベルで駆除を呼びかけるアクションを起こしている自治体も生まれ始めているようである。

帰化から60年、国が何の対策種にも指定しないのには、れっきとした観察と根拠があるようにも感じるし、一方で、自治体が、独自に駆除に動き出すアクションも、私は否定しない。

個人的見解では、近隣で、このナガミヒナゲシが、至る所で無秩序に爆発的には繁殖している気はしないし、花期は、1ヶ月程度であろうが、この植物の持つアレロパシー作用も利用して、荒れ果てた空き地や休耕地に敢えて植えて、計画的な景観植物としての利用も考慮出来そうな植物の気はする。

この植物の駆除は、やる気になれば出来そうな気はするので、自治体の成果は、直ぐに上がり、関係者の士気には見返りが比較的直ぐに表れそうな気もする。

ただ、それより先に手を付けた方が良さげな外来帰化植物が沢山ある気もするので、何故ナガミヒナゲシの駆除から手を付けるのかは、根拠は知りたい気もする。

ツメジムカデ

昨日、庭の掃除をしている際に発見。ブロックの下にいた。

体長は4,5センチぐらい。ヤスデだと思い、素手で扱っていたが、調べたところジムカデの仲間と分かった。

名前は、ツメジムカデで良いのではと思う。ムカデなので、肉食性で、小型の昆虫を捕食するとの事であり、

ムカデなので毒も備え持っているらしい。ただ、サイズ的に、人間の皮膚を貫通する程の噛む威力はないとの記事も読んだ。

ツメとジムカデが合わさって、ツメジムカデなんだと思うが、ツメが何を意味するのか説明してくれている記事には、ネット上をパッと見た感じ、出くわさなかった。

我が家の庭では、今年に入り、石の下等でたまに見るようになったが、餌が豊富にあるのかなとも推測している。因みに、昨日見つけたこの写真の個体のすぐ側には、普通の一般的なムカデも丸くなっていたが、この大きなムカデに捕食される危険はないのか等が気になった。

脚の数が41対と、とても多いムカデである。