コガタルリハムシ  幼虫 成虫

本日、天気も気持ち良く、仕事もそれほど詰まってなかったので、昼休みを田園地帯で取ることにした。田園地帯を休憩場所に選んだ理由は、近辺を散策してみることにあった。

その場所は、以前にも数回訪れた事があり、何処にどんな植物が生えてる等の前知識はあった。そして、歩き始めると、スイバなのかギシギシなのか分からないが、葉に小さな甲虫が群れている光景を所々で目にすることになった。

そして、春先にスイバやギシギシで交尾活動をしているハムシで検索をしたら、コガタルリハムシに嫌でも行き着く事になった。

そうである。この写真の小型の甲虫はコガタルリハムシで間違い無いと思う。

因みに、お腹の大きくなった雌に数匹の雄が群がっている光景を所々で目にした。

同じような条件の場所では、秋には、今度は、同じく黒い光沢のあるハムシであるヨモギハムシが産卵に向けて交尾活動をしている光景を目撃したりする。

最後に、このコガタルリハムシのネット上の記事を読んでいて、興味を持ったのは、一番好むのは在来種のギシギシ、続いて、外来種であるアレチギシギシやナガバギシギシ、最後がスイバというか、スイバにはほとんど来ないという記事であった。

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2020年3月5日追記

本日も、お昼に時間があったので、昼休に車を停めた辺りを散歩。風が強かった。

ギシギシが多く生えている地帯で、コガタルリハムシの活動が自然と目に付く。結構特徴を掴めそうな良い感じの写真が撮れたと思うので、以下にアップしておく。

本日の場所には、スイバもギシギシも有ったのではと推測するが、同時にコガタルリハムシが付いている株と付いていない株が存在した。スイバとギシギシの区別が出来ていない身の現在の私は、この辺りからもスイバとギシギシを見分けるコツを掴むキッカケにでもなってくれればなと思う。

また葉裏に卵が産みつけられてるのも多数確認出来たので、そちらの写真もアップしておく。

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2020年3月26日追記 

数日前に、菜の花を写そうと車を止めた畑で、スイバに発生している黒一色のテントウムシの幼虫のような虫を発見。

直ぐに、コガタルリハムシの幼虫であろうと想像が付いた。

マルシラホシカメムシ 幼虫

種が特定出来ていない昆虫を未特定昆虫というアルバムに収めているのだが、投稿出来そうな昆虫を見つけたので、投稿してみることにする。投稿が遅れた理由のひとつには、毛穴がバッチリ写っている私の腕の写真をアップするのにも躊躇いがあった。勇気を持ってアップしてみる。

撮影年月日は、昨年の6月16日。撮影場所は自宅の庭。

名前は、マルシラホシカメムシではないかと思われる。但し、まだ幼虫のステージであると思われる。

このマルシラホシカメムシが食草としているのはイネ科の植物との事である。現時点では、幼虫も成虫も共にイネ科の植物に寄生するのかは分からないが、私の家でも、近隣でもそんなに出会わないカメムシの部類に入るのではと思う。

似た種類にキク科の植物に寄生するムラサキシラホシカメムシがいるが、今の時点では、上の写真のものはマルシラホシカメムシということにしておく。理由は、上の写真でも見られる前胸部下側の左右の白い部分のある幼虫をマルシラホシカメムシの幼虫として画像アップしている他の方の投稿を参考にしている。同時に、もうちょっとマルシラホシカメムシの幼虫としての根拠をネット上で捜している現状でもある。

ただ、正式な種が正確に判明したと確信できた時には、もちろん、正確な名前に変更しようと思う。

サトジガバチ

種を断定出来ていなかった昆虫を集めたアルバムを見返していたら、投稿出来そうなものがあったので、投稿してみる事にする。

撮影年月日は、昨年の7月22日となっている。撮影場所は、我家の庭。

名前はサトジガバチだと思う。元来は、ジガバチという名で呼ばれていたらしい。そして、ある時点でサトジガバチとヤマジガバチに分かれたのだが、前胸背板の天刻がシワ状になっているのがサトジガバチで、シワ状になっていないのがヤマジカバチとの事である。

一応、上のの写真のものは、前胸背部の下側にシワがあるように見えはする。

さて、このジガバチは、狩り蜂であり、蛾の幼虫をその糞を頼りに探し出し、毒針を刺して一時的に麻痺させて捕まえて、幼虫の餌用に巣穴に持ち帰る習性を持っている。

今のところ、このジガバチが、地中に掘った穴に入っていく姿は見た事が無いので、私の家の敷地内外の何処に巣穴が有るか見当が付いていない。ただ、この理由は、サトジガバチが、巣穴に蛾の幼虫を持ち入れるのは一回きりで、幼虫を引きずり入れたら、1匹だけ中に居る幼虫(卵?)を残し、巣穴を閉じてしまうため、頻繁に巣穴を訪れる事がないことも関係していると思われる。

ジガバチの名前の由来は、巣穴作りをしている際に出している音に由来しているらしい。そのジガジガ(似我似我)という音を似我似我(我に似よ、我に似よ)という念仏に掛け合わせ、数日すると巣穴から、蛾の幼虫が蜂に姿を変えて出て来る光景を見て、昔の人がジガジガという音と似我似我という言葉を掛けていたところに、古き時代の人達の遊び心というかユーモアのセンスを感じ、同じ日本人として安堵と共感を覚える。