モンシロドクガ(幼虫)

先ず最初に、この毛虫の画像は、タイムリーなものではなく、かれこれ2年半程前の10月後半に撮っていた写真である。

少しづつ、貯め込んでいた画像も投稿していこうと思う。

この蛾の幼虫が好む木は、ハルニレ、アキニレ、サクラ、リンゴ、ナシ、モモ、ヤナギ等である。我家で見つけた時も、種から育てたコーネリアン・チェリーの木(ミズキ科)に付いていた。写真の幹が赤い木がそれ。

また、この毛虫の特徴としては、この写真だと分かりづらいが、体長に比べて凄く長く細い毛を生やしてるらしい。写真だと分かりづらいな。同時に、本当にリンゴケンモンの幼虫か、少し不安になってくる。

成虫の発生は、5月〜6月と8月〜10月の年2回あるらしい。10月の後半に写真に収めたこのリンゴケンモンの幼虫が、年内に成虫の蛾になったのか、蛹や幼虫の形で越冬したのかは、私の現在の知識では分からない。すみません。

……追記(2019年6月18日)……

と上の様な記事を、少し前に投稿していたのだが、上の文中でも少し触れているが、一抹の不安的中で、この写真の蛾の幼虫が、リンゴケンモンではなく、モンシロドクガであると訂正させて頂きたい。どうりで、リンゴケンモンの幼虫の特徴の長いふわふわとした毛が写ってないわけですよね。間違いに気が付いた経緯に関しては、この写真の後に書いていく事にする。

2019年、昨日、夕暮れの庭掃除中に、隣人が隣人の敷地にある梅の木に登り梅の実を収穫していた。少し、世間話をした後、隣人は、収穫したばかりの梅の実を、「半分どう?」と尋いてきたので、有り難く頂いた。

その梅の実の中に、見覚えある毛虫………今回は極小……が混じっていたので、私の思い込みの中で、リンゴケンモンだなと断定しながらも、もう一度、昨日写した写真をネット上で照合してみた。すると、偶然、リンゴケンモンの幼虫ととモンシロドクガの幼虫は、とてもよく色彩が似ているとの記事に巡り会った。

そして、幾つかのモンシロドクガの幼虫の写真を確認して行くうちに、私がリンゴケンモンではと考えていた幼虫は、モンシロドクガの幼虫の特徴を多く持っていると、認識を改めた次第である。

モンシロドクガの幼虫の特徴を以下に少しだけ記す。

● 毒毛針を持ってるらしい。

● 幼虫の食草は、桜、梅、桑、栗他、

● 秋に発生した幼虫は、幼虫の形態で越冬し、翌春に蛹になる個体もいるらしい。

上の写真は、2019年6月17日撮影 貰った梅の実と一緒に写したもの。

最後に、このモンシロドクガの幼虫とリンゴケンモンの幼虫の関係性では、どこかの記事で、リンゴケンモンは、毒を持っているモンシロドクガに間違われたく擬態しているとの内容のものがあった。全ての事象の問題解明は、こうしたちょっとした感覚的視点を丁寧に掘り下げる事から始まると思い、とても良い着眼点だなと思った。

ラミーカミキリ

最近、庭いじりの際に、この小型のカミキリ虫が飛翔していることには気が付いていたけど、今回は、余裕を持って、ちゃんと写真に収めてみることにした。

スマホで、調べてみたところ、直ぐにラミーカミキリという名前が判明。ただ、興味深いのは、このカミキリムシは、古来より日本に生息していたわけではなく、幕末から明治初期に、繊維を取るための南蛮からむし(ラミー)という草の輸入と共に、草の幹に入っていた幼虫が成虫になり、西日本を中心に広がっていった環境省曰く、侵入外来生物らしい。(ただ、私の目には、そんなに悪いことはしてないように見えるので、ちゃんとした調査研究無く、イメージで悪者扱いはして欲しくない気もする。)

我が家には、このカミキリの幼虫が好みそうな麻の類の草は生えていない気がする。家の周りにも、見落としがあるかもしれないが、思い当たる草は無い気がする。アオイ科のムクゲの幹も好むらしいから、この辺りなのかな?

このカミキリ虫の本来の生息地は、インドシナ半島や中国南方や台湾らしい。ゆえに、南北に長い日本でも、これまで温暖な西日本を中心によく知られたカミキリ虫だったようだが、最近の温暖化で、このカミキリ虫の北限が上がりつつあるのではと思うのは自然の成り行き。

少なくとも、2019年初夏の茨城県南部に位置する我家の庭では、元気に生息している。

ミドリカミキリ

先日の週末、暑い日差しの中、庭いじりに没頭していると、テラスで洗濯物を干していた妻の悲鳴が。

何事と思い近づくと、テラスに隣接するジューンベリーの木に、何やらうごめく物体を見つけ、ビックリした模様。

よくある事なので、今回は、どんな毛虫にでも遭遇したんだろうと、うごめく物体に目を凝らすと、そこに居たのは、こんな奴だった。

私の記憶では、初めて見るカミキリムシの気がする。とても、緑の金属光沢の美しいカミキリムシ。

幼虫は、クヌギやコナラの間伐材やシイタケのホダ木の中で育ち、成虫は、栗の花やノリウツギやウツギの花に集まるらしい。

我が家には、管理悪く朽木に近いシイタケのホダ木が数本転がってるし、周りのお家には、薪ストーブ用の間伐材が山積みにになってる家もある。また、ウツギ類は無いけれど、我家の庭には、数年前に植えた栗の品種が、急成長して、ちょうど沢山の花を咲かせている。

このカミキリが生息できる環境は、我家の周りには、結構存在してるね。

透明のプラスチックの容器に入れて撮った写真が、少しくすんでる様に思えたので、このカミキリ虫の光沢の美しさを直撮りしようと、外に出したら、数秒で、10メートル以上上空に舞い飛び視界から消えて行った。

また、その美しい光沢を見せに現れて欲しいな。