ノコギリカミキリ

昨日、庭の掃除をしている時に、隣家との境界の篠竹の群生の中から、黒い甲虫が勢い良く這い出てきた。

直ぐに、スマホで調べたところ、ノコギリカミキリという名前に行き着く。殆ど瓜二つの種に、ニセノコギリカミキリという種類も居るが、ニセノコギリカミキリの生息圏が、関東以西の暖かい地方を中心にしている点と、ニセノコギリカミキリは、前胸の光沢が、ノコギリカミキリより輝きが無いなどの点で見分けれるとのことである。

捕まえてみての印象は、チャウチャウ、シャウシャウととにかくよく鳴く。あとは、物凄く動き回り、じっと止まってくれることはない。おかげで、ピンボケの写真の中から、使えそうな写真もこの1枚だけとなった。

このノコギリカミキリの名前の所以は、触覚の凹凸がノコギリの歯みたいに見えるところから来ているらしい。確かに、糸鋸の歯みたいな雰囲気を持っている。

幼虫の生息場所としては、針葉樹や広葉樹の朽木となっているが、我家の周りには、立ち枯れしたり、倒れて朽ちている針葉樹は無い気がする。広葉樹の朽木は、椎茸のホダ木の使い古しや、薪ストーブ用の薪とか、結構目に付くので、その辺りで発生しているのかな。

可愛いカミキリ虫でも無く、お洒落なカミキリ虫でも無く、私の中では、カッコいいカミキリ虫という印象の部類に入るカミキリ虫かな。

オジロアシナガゾウムシ

我家の裏庭には、葛(クズ)が生えてきてしまい、毎年、夏場は、その蔦の処理に閉口してるのだが、自然界の動物達の中には、この葛という植物と密接な結び付きを持ってるもの達も多い。

今回取り上げたオジロアシナガゾウムシも、葛(クズ)の蔓の中に産卵(やがて、そこは虫瘤になる)するなど、葛(クズ)という植物と深い結び付きを持った動物の一つと言える。

下の写真は、昨年の6月の頭に、我家の裏庭で撮影したものである。このオジロアシナガゾウムシの紋様は、鳥の糞のを擬態したものと言われているが、擬態の完成度は高いと感じる。

カノコガ

これは、昨年の6月5日の写真なのだが、カノコガの写真。我家の庭で撮影。

カノコガは、昼行性の蛾で、一瞬、所謂、蛾には見えないけど、どうも蜂に擬態してるとの事であるが、擬態の精度は、どうなんだろう?

幼虫の好みの食草は、タンポポ、シロツメクサ、スギナ、スイバ、ギシギシ等。