クロスジシロヒメシャク? 成虫 Scopula pudicaria (Motschulsky, 1861)

三日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

この日の記憶では、開張3センチと言いたいところを抑えて、実際正確には、27ミリぐらいなのかなと目測したのを覚えている。

特徴としては、この手の似通った蛾達の中では、黄色でも灰色でもなく、翅が白に近いと感じた。あとは、写真を見て分かった事だが、翅の極小の散りばめられた点が疎で少ない印象を持った。

うーん。確証はないが、クロスジシロヒメシャクという種が近い気がした。ただ、クロスジシロヒメシャク自体が、ネット上にそれほど情報が多くなく、まだまだしっかり特徴が確立されていない種の気もしたが……。

一応、クロスジシロヒメシャクの幼虫の食草は、バラ科のワレモコウ との事である。ワレモコウ は、近隣の小川沿いとかで見かける植物で、近所にないとは言い切れない。

さて、過去に、似たような蛾をヤスジマルバヒメシャクというタイトルで投稿している事を、先ほど、確認した。この手のヒメシャクに関しては、種名を確証するには、もうちょっと自身でデータを積み上げていくしかないと感じる。次会えるのは、いつであろう。

ハスオビエダシャク 幼虫 Descoreba simplex simplex Butler, 1878

最近、地面を複数の蟻達に運ばれていくシャクガの幼虫らしき物体に目が止まった事があった。

拾い上げてみると、確かにシャクガの幼虫で、まだ生きてもいた。結構細い幼虫だと感じながら、手のひらに乗せて、写真に撮ってみた。

ピントがイマイチ合わなかったのは、夕方という時間帯と、この幼虫の小ささがあると思う。かなり若齢のステージかと思われる。

調べてみると、ハスオビエダシャクの幼虫と分かった。ハスオビエダシャクの幼虫は、色合いの変異に富む事を知ったが、色合いが変われど、形状や紋様の位置は不変に思えた。

幼虫の好む樹木は、ブナ科を筆頭に、多岐に渡ることも知った。

では、成虫がどんな姿かと言うと、昨年、我家の外灯下に訪れた個体の投稿をしていた。そんなに鮮明な写真ではないので、わざわざ見に行く必要はないのではと思われる。

ベニスジヒメシャクの一種 PT2 Timandra属

先ほど、ベニスジヒメシャクの一種 part 1として、自分の中で、若干サイズが大きめで、ちょっと日陰な場所にいる気がしているベニスジヒメシャクの一タイプ(一種)の投稿をしたが、今度は、5月に月が変わった前後に見かけていたベニスジヒメシャクの一タイプ(一種)の投稿をしてみようと思う。

5月頭に見かけた個体である。
先週金曜日に見かけた個体である。

こちらのベニスジヒメシャクのタイプは、大きさは、開帳で24-27ミリぐらいで、ヒメシャクに相応しいサイズである。

たまたま、この2個体は、櫛髭状の触角をしている。そして、外縁にハッキリ認識できる縁取りがある。

そして、こちらのタイプのベニスジヒメシャクは、明るい開けた環境下で出会うイメージがある。幼虫の食草は、タデ科のスイバの類やミゾソバなんかじゃないかなと推測している。

そして、秋に同じような環境で見かけるベニスジヒメシャクも、同種なのではと思いたい。なんとなく、ネット上で、コベニスジヒメシャクとして紹介されている種に合致する気はする。

こうやって、少しづつ、ベニスジヒメシャクの正体に近づいて行ければと思う。