ヨモギコヤガ 成虫  Phyllophila obliterata cretacea (Butler, 1879)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいであった。

種名は、ヨモギコヤガ。世界的には、Phyllophila obliterata (Rambur, 1833) という種がいて、その種の極東亜種が、本種という位置付けになるみたいである。

近隣で出会う昆虫も、最近は既知種ばかりであったが、本種は未投稿の蛾であった。

幼虫の食草は、キク科のヨモギが知られている。

生息分布の方は、国内は、本州以南……対馬含む九州を経て、屋久島辺りまで。海外の生息分布は、朝鮮半島からロシア沿海州南部にかけて生息している模様。

モンシロナガカメムシ Panaqolus albomaculatus (Kanazawa, 1958) 2nd

先ほど、庭の手入れをしていたときに見つけて写真に撮っていたカメムシである。

大きさは、体長7-8ミリぐらいだったであろうか。

形状からナガカメムシの仲間の気がしたが、調べてみたところ、モンシロナガカメムシと判明。

モンシロナガカメムシは、過去の投稿を確認したら、2年前の3月18日にも投稿していることが分かったが、その時使った写真よりは、今回の方が大きな写真が撮れたので、再投稿している。

マメ科、イネ科、シソ科、意外と何にでも集まるカメムシのようである。

さて、地上徘徊性のこのカメムシの生息分布の方は、国内は、本州以南…‥九州まで。海外は、朝鮮半島には確実に生息している予想が出来、ロシア沿海州南部、中国の一部の沿岸部にも生息している模様。

同じ属に所属するシロヘリナガカメムシと、ネット上では画像が混同しているケースが少しある事にも気が付いた。

Ricanula sublimata (Jacobi, 1916) or Pochazia shantungensis (Chou & Lu, 1977)

昨晩、我家の庭で、以下のハゴロモを見かけた。

最初は、よく見かけるアミガサハゴロモかと思ったが、側にいる正真正銘のアミガサハゴロモより明らかに大きい。

見たことのないハゴロモだと思い、調べてみると、5、6年前から目撃情報のある外来のハゴロモだということである。

チュウゴクアミガサハゴロモとの和名が付いたとの紹介もあったが、現段階では鵜呑みにしないでおこうと思う。

ちなみに、私がインターネットを使い調べたところ、Ricanula sublimata (Jacobi, 1916)は、台湾や韓国からの報告があり、緑がかった要素があり、上の写真の個体とは似ている気がする。

一方で、Pochazia shantungensis (Chou & Lu, 1977)で出てくる画像は、韓国からの報告が上がっており、赤茶色い感じで、ちょっと上の写真の個体とは違うように見える。

今回、初めて、この種の存在に気が付いたが、今後も動向を観察して行きたい。