モンシロナガカメムシ

昨晩、我家の外灯下に来ていたカメムシの仲間である。

大きさは、8ミリぐらいだった。胸部の撫で肩感からナガカメムシの仲間であろうと個人的に踏んだが、それは正解であった。似た種が数種いるが、モンシロナガカメムシという種であると思われる。

さて、このモンシロナガカメムシは、翅が小さいため飛べないと書いてある情報があった。確かに、このカメムシを地面で見かけた時に、決して飛翔しようとはせずに、歩いて逃げようとするばかりであった。同じ日に、ツマキヘリカメムシと思しきカメムシも、同じ行動パターンを取っていた。

最近、気がついて来たのは、昆虫の飛べるか飛べないかの能力のチェックは、重要かということである。飛べないと、自ずと行動範囲が狭くなり、地域毎の固有種的特徴が形成されやすいのではと考えている。

そして、この個体群毎の形質的差異を作ったであろう過去の地形的特徴を読み解く鍵のひとつに、昆虫の個体群毎の微妙な形質的差異を調べることが繋がると、私は最近思うようになった。

虫観察が、楽しくなって来た。

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