クロシデムシ Nicrophorus concolor (Kraatz, 1887)

昨晩、我家の庭で見かけた甲虫の一つである。

大きさは、体長3センチ弱ぐらいあったと思う。ちょっと大袈裟に例えると、貧栄養下で育ってきたと思しき小さなカブトムシのメスぐらいの大きさである。体長はともかく、体高は同じぐらいあるのではないだろうか。

種名は、クロシデムシ。

国内のシデムシの類では最大級の大きさになるシデムシとの事である。

このシデムシの特徴としては、私は複眼の大きさがあると思う。あとは、上の写真でも、頭部にネバネバしたものが付着しているが、これは、腐敗した動物質を食べていた直後で汚れているだけでなく、危険を感じて敢えて出した物質ではないかと、ネット上の情報を参考に推測するに至っている。多くのシデムシやゴミムシの一部やオサムシの一部のように、尾端からも出ているはずである。

そして、腐敗したものを食べているだけあって、その液体(粘体)の臭いは、不快な臭い臭いである。ここで気になるのは、人間は、この臭いに挫けて、この虫を捕まえるのを避ける流れが出来るのは分かるが、この虫を自然下で捕獲しようと試みる他の生物達も、同じ考えになるのであろうかということである。きっと、少なからず、効果はあるんだと思いたい。

さて、このクロシデムシの生息分布は、国内は、北海道から九州近海まで。海外は、台湾や中国各地からの生息報告があるようだが、基本的に日本と韓国からの生息報告が圧倒的に多いようである。

クロスジツマオレガ 成虫 Erechthias atririvis (Meyrick, 1931)

先週の日曜日の晩に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、正直言って、思い出せない。ただ、一般的な平均サイズは、全翅長5ミリから8ミリぐらいの蛾のようである。

種名は、クロスジツマオレガ。ヒロズコガ科のツマオレガ亜科に属する蛾である。

幼虫の食餌は、朽木、樹皮等らしい。

この蛾の生息分布は、国内は、本州以南……九州を経て、南西諸島。国外は、その先にある台湾でよく目撃される蛾のようである。

シロセスジヨコバイ Scaphoideus albovittatus Matsumura

数日前に我家の外灯下に来ていたヨコバイの一種である。

大きさは、体長5ミリぐらいだったんだと思う。(ハッキリと思い出せない。)

種名は、シロセスジヨコバイ。

生息分布は、国内は、本州以南……九州近海まで。海外では、朝鮮半島、ロシアと中国の一部に生息しているようである。