チャバネツヤハムシ Phygasia fulvipennis (Baly,1874).

最近、近隣で、この小さな甲虫の写真を撮っていた。

大きさは、体長6ミリぐらいだった。実際のところ、下にいるメスと、上にいるオスとでも大きさが違い、下にいるメスが6ミリ、上のオスが4ミリといったところではなかっただろうか。

“上翅が茶色いハムシ“で検索すると、意外とすんなりと、チャバネツヤハムシという種に行き着いた。

このハムシは、ガガイモに寄生するハムシらしいが、その事実を知った時に、この場所を歩いた際に、ガガイモがあるなというのは、気付いていた事を思い出した。

もしかしてと、写真を片っ端から確認すると、明らかにガガイモの葉と分かる上にいる写真があったので、そちらを最後に投稿する。

ルリカミキリ Bacchisa (Bacchisa) fortunei japonica (Gahan,1901)

最近、近隣で見かけたカミキリの一種である。

アスファルトの駐車場に覆いかぶさるようにクヌギの木の枝葉が出ていたので、枝葉を揺さぶってみると、地面に落ちてきた。

眼に見えるものは、偽物で、本当の複眼は前方に付いている。

大きさは、体長8ミリぐらい。

最初は、カミキリと思わず、ハムシの仲間だと思った。同時に、ハムシの仲間だと、種を特定するのは至難の技だと思っていた。しかし、よく見ると、フトカミキリ亜科のカミキリっぽい容貌ではないか。

それならと、調べ始めたところ、ルリカミキリという種に行き着いた。

このルリカミキリは、一時、あまり見かけられなくなったカミキリらしいが、なぜか、生垣によく使われるレッドロビンの人気と共に復活してきたカミキリのようである。

バラ科のカマツカやナシやヒメリンゴ等を、幼虫が食害するようである。ここで、繋がったのだが、もう随分前だが、庭のカマツカの幹に螺旋上に強烈な傷が付けられていた事を思い出した。この傷の正体が、おそらくルリカミキリの幼虫の仕業だったんだと、ネット上の同様の被害写真から繋がった。

ちなみに、今回、クヌギの木から降ってきたと書いたが、この場所には、園芸種レッドロビンと同族と思われるカナメモチの原種の大木がくっ付きながら植わっている場所ではあった。

スジアオゴミムシ Haplochlaenius costiger (Chaudoir,1856)

本日、仕事から帰宅後に、日暮れまで、庭の草むしりをした。

すると、草むらから、このゴミムシが飛び出したのを見逃さなかった。

大きさは、体長22ミリぐらいある。近隣で出会うこの手のゴミムシにしては大きい。

そして、このゴミムシは、世間一般的には普通種であるが、個人的には出会いたかったゴミムシであった。

最初に種名を告げると、スジアオゴミムシ。見分けるポイントは、脚の関節が黒くなっているところは着目して良いと思う。

なんで出会いたかったかというと、このブログを始めた数年前に、我家の庭で夜に出会っているのである。夜に懐中電灯下だと、胸背部は赤銅色が強くなり、恥ずかしながら、当時は、セアカヒラタゴミムシと思っていた。(今では、セアカヒラタゴミムシの胸背部は、光沢を持つはずがないことは学んでいる。)

そして、あのゴミムシが何であったのかを確認するためにも、再び我家の庭で出会いたかったのである。

そして、本日、再会できた。

スジアオゴミムシ………これからも、このゴミムシは、間違わないと思う。

追伸 今晩は、ゴミムシに関しては、もう一つ嬉しい出来事が………先ほど、庭のコンクリートの部分に、やつれたゴミムシらしき昆虫を発見。軽い気持ちでつまみ上げようとすると、高温のガスを爆発音と共に噴出する。高温ガスの温度は、ミイデラゴミムシより上と感じた。(笑)

目下、バケツに捕獲中なので、明るくなったら、写真に撮ろうと思っている。