ハガタベニコケガ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは案外と小さく前翅長で1センチぐらいだった。近所で、確実な優先種になっているベニスジコケガとは一瞬で違うと思った。

ハガタベニコケガという種であることが判明。しかし、凄く似た名前のハガタキコケガという同サイズ(ハガタキコケガの方が少しだけ大きいかな)の蛾がいる事は知っていたので、ハガタキコケガと見比べて見たところ、ハガタキコケガの方は、紅(ベニ)の要素がないのと、前翅の中央の独立した黒小点がないことが分かる。と同時に、前翅中央の独立した小黒点は、ハガタベニコケガの独占的な特徴でもある事に気が付いた。

さて、幼虫の食草は、コケガというだけあって、他の似たような仲間達と同様に地衣類である。

マダラエグリバ 成虫

最近、近隣の雑木林で見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、前翅長で2センチ弱といったところであろうか。見た感じの雰囲気で、ヤガ科エグリバ亜科の蛾であると分かるぐらいに蛾に対する知識が付いたが、私がこれまで出会ったエグリバ亜科の蛾達の中では、本種はとても小さい部類であることが分かった。

そして、この同じ森では、このエグリバに時々出会うが、過去にヒメエグリバとして投稿している種も、殆ど同じ場所で見た個体であり、このマダラエグリバだったのではとの疑念が生まれ始めている。近々、過去のヒメエグリバの投稿を手直しする必要があるかもしれない。

ちなみに、私が見たエグリバ亜科の蛾達を大きい順に並べると、アケビコノハ→アカエグリバ→マダラエグリバの順になると思う。そして、ヒメエグリバは、サイズ的には、アカエグリバとマダラエグリバの間に入る気がする。名前にヒメと付いているが、決して一番小さいという意味ではないのは、虫の種名に関しては、よく出くわすケースである。

さて、このマダラエグリバの幼虫の食草は、他のエグリバ達と同様にツヅラフジ科の植物との事である。

アオフトメイガ? 成虫

昨晩、我家から車で5分ぐらいの距離にある外灯下で写真に撮っていた蛾である。

大きさは、大きくもなく小さくもなく、前翅長13ミリぐらいだったのではないだろうか。

この蛾を見た時に、特徴として気が付いたのは、鼻の延長線上の頭部というかその辺りが盛り上がっているという点である。こうした同じような特徴を持つ蛾で知っているのは、ヤガ科のハナオイアツバであるが、他にもこのような特徴を持つ蛾がいるのであろうか?

そして、ハナオイアツバにはない特徴として、触角を背負って止まっている点がある。もちろん、紋様や雰囲気的に、ハナオイアツバとは全然違うのは一目瞭然である。と同時に、雰囲気は、メイガ科のフトメイガ亜科の蛾に見えるし、触角を背負っている特徴も一致する。

こうして、メイガ科フトメイガ亜科を当たると、アオフトメイガという種が浮上してきた。

食草は不明というのが通説のようだが、モクレンと書かれている方もいた。