ゴマダラシロエダシャク 成虫

昨晩、我家から徒歩でも直ぐに行ける公共施設の駐車場にある大きな電灯下に集まる虫を見に行った。

実のところ、その前日も訪れていたのだが、殆ど不発に終わっていた。でも、昨晩は違った。結構、初見と思われる蛾達に出会えた。

そして、そのひとつは、電灯の柱、いわゆる電柱の少し高いところに居た。結構大きめで、ペタッと翅を全開に止まる姿から大型のシャクガと分かる。

ただ、ジャンプしても手が届かない位置にいる。

この時思い出した!この日、この場所に車で来ていたのが幸運だった。車に、網が積みぱったしだと…。それを伸ばせば、上手くいけば捕獲できると…。

そして、運の良い事に、その大きなシャクガは慌て飛び去ることなく網に入ってくれた。

開張でマックス55ミリぐらいのサイズらしいが、私には、もう少し大きく感じた。種名は、調べたところ、ゴマダラシロエダシャクであった。

幼虫の食草は、クスノキ科のアオモジ、クロモジ、ダンコウバイ、ヤマコウバシ等との事である。クロモジ、ダンコウバイは、我家の庭にも植えたいような魅力的な木であり、よく知っている。アオモジとヤマコウバシは知らない。ただ、思った……近隣に、それらの、どの木があるかなぁと。

近隣のゴマダラシロエダシャク……どんな植物で育ってきているんだろう?

ヨモギネムシガ 成虫

昨晩、金曜の晩という事もあり、家から車で5分ぐらいの場所の外灯下をチェックしてみた。

目的は、普段、我家の外灯下に訪れないような昆虫捜し。大抵は、過去に見た事がある種であったが、幾つか初見の昆虫もいた。

以下もその一つ。

大きさは、体長で8ミリぐらいだった。

ハッキリとしたメリハリのある紋様から種を特定しやすい気がしたが、案の定、直ぐに見つかった。細長い形状から、キバガの仲間やハマキガの仲間を当たると、ハマキガ科ヒメハマキガ亜科のヨモギネムシガと判明。

名前が示している通り、幼虫の食草は、ヨモギ。

ところで、最近、昆虫の分布域が気になり始めたが、何気なく調べたら、このヨモギネムシガは、中央アジアからヨーロッパ、イギリスにも分布しているようである。そうかと思えば、日本固有種なる種がいるのも事実である。

ただ、蛾が世界で同時発生進化したと考えるよりは、どこか一箇所に蛾という生き物が進化し始めた場所があるはずである。

過去のプロセスを正確に知る事が、未来の予測に繋がっている気がする。

タカオシャチホコ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で2センチぐらい。

翅の内側の切れ込みが鋭めなところと、翅端より腹部先が飛び出して見えるところから、シャチホコガの仲間であろうと予測した。

シャチホコガの仲間を調べたところ、タカオシャチホコがヒットして来た。

幼虫の食草は、エノキとの事である。