スゲドクガ 幼虫 成虫

最近、近隣の小川沿いの土手道で見つけて写真に撮っていた。

直ぐにドクガの仲間の幼虫である事は分かったが、種の方も過去の知識からスゲドクガの幼虫なのではと予測したが、おそらくスゲドクガの幼虫で合っていると思う。

ネット上には、スゲドクガの幼虫としてレモンイエロー色をした個体の写真が多かったが、この色合いのスゲドクガの幼虫の写真も見受けられた。

幼虫の食草は、アシ、ヒメガマ、スゲ等が記載されているが、発見場所の小川沿いには、アシもヒメガマも存在している。私の現在の知識では、スゲって何だといった感じである。

さて、このスゲドクガを調べていて、少しえって思ったのは、都道府県独自のレッドデータで、絶滅危惧Ⅱ類に指定している県が群馬県。他に準絶滅危惧種に指定している県が6県。意外と珍しい種である事が知れた。

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2021年8月13日追記

昨晩、我家から車で5分ほどの場所の外灯下で、スゲドクガの成虫と思われる個体を見つけた。

当初は、随分、純白なヒトリガの仲間がいたなと思い、捕まえて腹部を確認してみることにした。ヒトリガの仲間達には、擬死の習性があるものがおり、じっと死んだふりをしてくれる種が幾つかいる。(アカハラゴマダラヒトリなんかはそう。)

しかし、予想した腹部の紋様はなく、腹部もほぼ真っ白なのである。ここに来て、ちょっとドクガの仲間が頭を過ぎる。

大きさは、前翅長2センチぐらいだった。帰宅後に調べたところ、スゲドクガと分かった。脚の黄色は現場でも気が付いていたので、ドクガで脚が黄色だと、キアシドクガという種がいたよなとの知識があったが、キアシドクガは、もうひとまわり大きい蛾であることが分かった。

ここで、少し途方に暮れていたところ、スゲドクガの写真に、上の私の撮った写真に瓜二つのものが複数あるのが目にはいいてきた次第である。

ちなみに、この場所の外灯は、田んぼのすぐ側にあり、アシやガマといったスゲドクガの幼虫が好む植物は沢山ある。

モモノゴマダラノメイガ 成虫

昨日、近隣の雑木林の林縁で見かけた。

直ぐにノメイガ亜科に属する蛾であろうとは推測できたが、モモノゴマダラノメイガなのではと思う。

モモノゴマダラノメイガか、マツノゴマダラノメイガ(この2種は元々は同種に扱われていた)かで迷ったが、黒点のクッキリ感とかから、モモノゴマダラノメイガに同定してみた。

このモモノゴマダラノメイガの幼虫の食草は多岐に渡っていて、栗の実なんかも食害するようで、栗を筆頭にした果樹の害虫としても認識されているようである。

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2021年5月10日追記

昨晩、我家の外灯下にも来ていて、鮮明な写真が撮れたのでアップする。

ヨツボシノメイガ 成虫

先週の土曜日に近隣の森林公園のような場所で濃く生息しているスポット見つけ、持っていた虫捕り網で捕獲していた1匹である。

残念ながら家に持ち帰る途中でお亡くなりになってしまったが、写真だけは辛うじて撮っていた。

大きさは凄い小さいというわけではなく、前翅長で2センチ弱ぐらい。

死んでしまって、しかも写真だから分かりづらいが、現場での生体の目視では、後翅が厚めの磨りガラスみたいな感じで微妙に透け感のある美しい蛾であった。

幼虫の食草はガガイモやイケマという事だが、おそらく、この蛾が居た場所の近くに生えてるんだろうと予想する。今度、確かめてみようと思う。

是非とも、また会いたいと思わせる優美な蛾である。

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2021年6月13日追記

先ほど、我家の外灯下に来ていた。幼虫の食草は、ガガイモと上にも書いてあるが、昨冬の我家の庭の冬枯れの景色の中に、ガガイモのあの特徴的な割れた種が蔓にぶら下がっているのを発見していた。

要は、我家の庭にもガガイモは存在していた。同じように、ガガイモに寄生するギンツバメという中大型の蛾も、我家の外灯下ではたまに見かけるが、こちらのギンツバメ達も我家生まれの可能性が多いにある事が分かった。