ヨモギエダシャク 幼虫 成虫

本日夕方、娘を連れて、近所を散歩。出発は17時というのに、辺りは真っ暗。電池を入れ替えたばかりの懐中電灯を片手に、出掛ける。

流石に子供だけあって、目が良く、直ぐに道路沿いの雑草に居る昆虫を見つけてくれる。その夕方の暗闇の中で見つけてくれた昆虫の一つが以下の写真のものである。

比較的大きめのシャクトリムシで、4センチぐらいあった。意外と簡単にヨモギエダシャクという名前が判明。

決め手は、第2服節の背側に見てとれる対になった突起である。ちなみに、写真を撮る際に、その突起の付近にある黒いゴミみたいな物を、指腹で払おうとしたが、取れはしなかった。今思えば、その黒いゴミみたいに見えてるものも、この幼虫の紋様であったと分かるのだが……

さて、このヨモギエダシャクの幼虫は、ヨモギと名前には付いているが、大抵の植物を食べる事が出来るとのことである。ゆえに、農業関係者からは、少しマークされている蛾の幼虫でもある。

ちなみに、本日この蛾の幼虫が居た草は、ヨモギだった気がするんだが……今となっては証拠が無い。

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2021年4月21日追記

昨晩、家の外灯下に、ヨモギエダシャクと思われる蛾の成虫が来ていたので、その写真を投稿してみる。

大きさは、開張で5センチぐらいではなかったであろうか。

 

シロツトガ(成虫)(つくば市中部)

9月の前半、仕事先で昼休みに、ウォーキングがてらに草むらを歩いていると、あちらこちらから、シロオビノメイガが飛び立つのを目撃していた。その中に、同サイズの違う種類の蛾が数種類混じっている事には気が付いていた。

そんな小さな蛾の(大?)発生の中で、シロオビノメイガに次いで、次に数が多く感じていたのは、以下の写真の蛾であった。

シロツトガだと思う。かなり似た種類に、マエキツトガという若干前足が明らかに褐色をした蛾も居るが、シロツトガだと思う理由は、このシロツトガの幼虫の一般的な生態に根拠がある。

シロツトガの幼虫は、水辺に生えるガマ類の茎に産卵された後、茎の中を食害する形で成長するとのことである。

この蛾が沢山いる辺りから15〜30メートル離れたところには、護岸された池が有り、確かにガマの類が生えている。

こういった種の断定や警察の初動捜査では、よく知られた事実や先入観にとらわれすぎると、本質を見失う危険性も重々あるが、今回のシロツトガの生息場所とガマの存在は、繋がりが有ると思いたい。

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2021年5月29日追記

上の写真を撮った同じ場所で、数日前に、同じ種の蛾の写真を撮ったと思うので、投稿してみる。

こうなると、上の写真も、シロツトガであっているのかな。

ヒメクロイラガ 幼虫 成虫

少し前に、仕事で出入りした施設で見つける。直ぐに、イラガの幼虫と分かるが、さて見たことのない種類だった。

イラガに関しては、今年に入り、我が家の庭で、アカイラガヒロヘリアオイラガ、単にイラガに出会って来ていたので、少し知識は有ったが、この初見のイラガを検索すると、ヒメクロイラガであろうとの答えに行き着いた。

幼虫が好む食草樹は、カキ、サクラ、アブラギリと書いてある記事が有った。同時に、刺されると、かなり痛いとの記事も見つけた。

単純にイラガに刺されるとかなり痛いのか、イラガ類の中でも、このヒメクロイラはかなり痛いのか、その文章からは分からなかったが、このヒメクロイラガのネット上での画像を見ていると、黒い印象になる原因のひとつに、全身に張り巡らされた黒い棘の存在もあるなと思った。そして、他のイラガの幼虫達は、この黒い固そうな棘は局所的にしか無いのに、このヒメクロイラガの幼虫は、全身にこの黒い棘が見て取れるのである。

もし、その全身の黒い棘が全て毒棘なら、確かに、色々な見地から痛いであろうなとは予想できる。

2019年9月7日追記


上の写真を撮った場所からそう離れてはいない場所で、より大きく育ったヒメクロイラガの幼虫を目にしたので、その時写した写真をアップしておく。ヒメという割には、大きく育っている気がした。

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2021年7月20日追記

昨晩、我家の外灯下に来ていた。毛艶感が良い蛾であったが、毛量の豊富さから、シャチホコガ科を当たるが、見当たらず。こうなってくると、イラガ科…もしかしたら、ドクガ科の蛾かと予想してイラガ科を当たると、以下の写真の蛾が居た。

大きさは、前翅長15ミリ弱ぐらいありそうで十分に中型サイズである。イラガ科で、このサイズだと私の知る限り、ヒロヘリアオイラガタイワンイラガが追随するようなサイズであり、アカイラガクロシタアオイラガは、比べ物にならないぐらい小さい。

以下は、ヒメクロイラガの成虫である。