アトボシアオゴミムシ? Chlaenius naeviger (A.Morawitz, 1862)

先ほど、我家の敷地内にいたゴミムシの一種である。

大きさは、体長15ミリぐらいだったと思う。

さて、上の個体が、アトボシアオゴミムシかキボシアオゴミムシかで迷ったが、頭部や前胸部の緑光沢が強かったことから、アトボシアオゴミムシなのではと思った。

キボシアオゴミムシは、過去に庭の草むしり中に見かけた個体を投稿しているが、今回の個体の方が、1-2ミリの差であるが大きい気がする。

とにかく、アトボシアオゴミムシもキボシアオゴミムシも、ネット上の情報だけで区別出来るほどの確証的な違いは無い種達の気がする。実際に多くの個体に出会って、両者は、ここが違うのかと自分なりに両者の相違点を見出して行くしかないのかなと思う。

ちなみに、私が、もしかして、ここが違うと考え始めている点では、前胸背板の篆刻の雰囲気がある。アトボシアオゴミムシの方が粗いように見える。

もちろん、まだアトボシアオゴミムシもキボシアオゴミムシも、違いが感じ取れるまでに至れるほどの個体数に出会って来ていないので、この投稿のタイトルもアトボシアオゴミムシ?の形にしておいたし、上の写真の個体が、キボシアオゴミムシの可能性も大いにあるかもしれない。

以降は、上の写真の個体が、アトボシアオゴミムシという前提で書き進めるが、アトボシアオゴミムシの生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の生息分布は、韓国にはいるようである。

コガシラアオゴミムシ?  Chlaenius variicornis (Morawitz, 1863)

最近、近隣で、このアオゴミムシの一種を見かけて、写真に撮っていた。

大きさは、小さく感じた。アスファルトの地面を逃げまくる本種を、指で摘み上げるのに本当に苦戦した。

目測で、体長10ミリあるかないかだと思う。

同所で、間違いそうなゴミムシにアオゴミムシとチビアオゴミムシがいるが、アオゴミムシも産毛は目立つが、上の写真の個体ほどではなく、大きさも少しアオゴミムシの方が大きい。では、チビアオゴミムシはと言うと、大きさはいい勝負だが、チビアオゴミムシには、産毛がこんなになく、光沢感がある。

そうすると、コガシラアオゴミムシという種が浮上して来たのであるが、どうであろう。また、コガシラアオゴミムシの画像を見る限り、触覚の第3節までは色が薄くなっている写真が目に付いた。上の写真の個体と同じ特徴である。

生息分布の方は、国内は、北海道から南西諸島までいるようである。海外の分布は、ちょっと情報不足であった。

スジアオゴミムシ Haplochlaenius costiger (Chaudoir,1856)

本日、仕事から帰宅後に、日暮れまで、庭の草むしりをした。

すると、草むらから、このゴミムシが飛び出したのを見逃さなかった。

大きさは、体長22ミリぐらいある。近隣で出会うこの手のゴミムシにしては大きい。

そして、このゴミムシは、世間一般的には普通種であるが、個人的には出会いたかったゴミムシであった。

最初に種名を告げると、スジアオゴミムシ。見分けるポイントは、脚の関節が黒くなっているところは着目して良いと思う。

なんで出会いたかったかというと、このブログを始めた数年前に、我家の庭で夜に出会っているのである。夜に懐中電灯下だと、胸背部は赤銅色が強くなり、恥ずかしながら、当時は、セアカヒラタゴミムシと思っていた。(今では、セアカヒラタゴミムシの胸背部は、光沢を持つはずがないことは学んでいる。)

そして、あのゴミムシが何であったのかを確認するためにも、再び我家の庭で出会いたかったのである。

そして、本日、再会できた。

スジアオゴミムシ………これからも、このゴミムシは、間違わないと思う。

追伸 今晩は、ゴミムシに関しては、もう一つ嬉しい出来事が………先ほど、庭のコンクリートの部分に、やつれたゴミムシらしき昆虫を発見。軽い気持ちでつまみ上げようとすると、高温のガスを爆発音と共に噴出する。高温ガスの温度は、ミイデラゴミムシより上と感じた。(笑)

目下、バケツに捕獲中なので、明るくなったら、写真に撮ろうと思っている。