ヒモワタカイガラムシ 雌 Takahasia japonica (Cockerell 1896)

この物体は、我家の庭でよく見かける。もみじの木に時々付いている。

大きさは、輪っかの直径で15ミリぐらいではないだろうか。

全然動きが感じられないし、これを初めて見て、昆虫と思える人は、なかなかいないのではないだろうか。かくなる私も、暫く何であろうと、分からないでいた。

しかし、実際は、カタカイガラムシ科のヒモワタカイガラムシという昆虫である。

茶色い部分が体の前半部で、内側に6本の脚と触角もあるらしい。白い部分は、腹部というのか、卵が沢山詰まっているらしい。ゆえに、雌ということになる。

孵化は、5月ごろで、幼虫は葉裏等で成長し、秋に成虫になり越冬するとの事である。

生息分布の方は、国内は、本州、四国、九州。海外は、朝鮮半島や中国東部にはいるようである。