ギンスジトガリホソガ 成虫 Labdia niphosticta (Meyrick, 1936)

数日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、体長6ミリぐらいだったであろうか。

下唇髭が反り返って、牙みたいに見えるので、キバガの仲間なのは分かるが、中々、種名に辿り着けなかった。

確か、牙のような下唇髭がある蛾で、カザリバガ科という科もあったよなと思い出して、当たってみると、ギンスジトガリホソガと種名が判明。

幼虫の食草は、知られていないとのことである。生息分布は、国内は、北海道から九州辺りまで。海外の生息域は、ちょっと分からなかった。

カラムシカザリバ 成虫 Cosmopterix zieglerella (Hübner, [1810])

最近、近隣で、この蛾の写真を撮っていた。

大きさは、体長7ミリぐらいで、とても小さな蛾である。

所謂、キバガの仲間(上の写真の個体も、よく見ると釣り針みたいに反り返った牙が見える)で、カザリバガ科の蛾なんだろうとの予測はしたが、種名未定の種も多い科である。

果たして、種名に辿り着けるのかと思いながら、調べ始めた。案の定、微妙に少しづつ違う紋様パターンで、種名未定の種が沢山居た。

そんな中で、カラムシカザリバという上の写真の個体に似ている種を発見。こうして、この投稿のタイトルは、カラムシカザリバとさせてもらった。

実際のところ、この日、この場所を訪れた目的は、カラムシに集まる虫(ラミーカミキリは確実にいるであろう)でも見に行くかというものだったので、そういう点では、繋がっている。ちなみに、この蛾は、クズの葉をめくったら、居た感じである。その場所には、他には、カナムグラも繁茂しており、所々に、ヨツスジヒメシンクイなんかも見ることが出来た。

さて、この蛾の幼虫は、カラムシやカナムグラなんかを食べるらしい。

ちなみに、この蛾は、ヨーロッパに多く生息している蛾のようである。ただ、ヨーロッパでは、何を食べているのかは、分からなかった。

ベニモントガリホソガ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

凄く小さくて、写真にちゃんと撮れるか自信がなかったが、思ったより上手く写ったと思う。

大きさは、体長で7ミリぐらいだったと思う。サイズと外見的雰囲気からキバガの仲間を探し続けていたが見つからず、目先を変えたら、カザリバガ科の中に、本種を見つけた。

種名は、ベニモントガリホソガ。

幼虫の食草は知られていないとの事である。

肉眼だと分からないが、写真に撮って改めて見ると、オレンジのラインが綺麗な蛾である事が分かる。