セスジナガキマワリ Strongylium cultellatum cultellatum 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫の一つである。が、実際のところ、我家の外灯下のレギュラー的存在でもある。

記憶が確かなら、春にもよく現れていて、最近現れ始めたのは、今シーズン2回目の個体達かと思う。(もし、年1化の昆虫なら、春に見ているものを多種と勘違いしている可能性がある。)

大きさは、体長12ミリは行かないぐらいだと思う。

種名は、セスジナガキマワリ。

3年前にも投稿しているが、今回の方が全然ちゃんとした写真が撮れたので、再投稿である。

分布域は、本州と対馬と紹介されていた方がいたが、私もその方の情報を紹介してみた。また、海外の分布域は、ちょっと分からなかったが、Strongylium Kirby, 1819という括りで、ナガキマワリの仲間が、北中米や南米やオーストラリア東岸……他にも世界各地の熱帯から温帯地域に進出していている事は掴んだ。

最後に、このセスジナガキマワリは飛べるとの情報がある。我家の外灯下には、よく現れる昆虫なので、そのうちその真偽を自分の目で確かめれる日が来る事を願う。

セマルヒゲナガゾウムシ Phloeobius gibbosus ROELOFS

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫の一つである。

大きさは、体長8ミリぐらい。

最初は、異様に触角の長いコガネムシなのかと、コガネムシの仲間を当たるが、該当種を見つけられないでいた。しかし、ヒゲナガゾウムシというグループがいる事を知り、調べていくと、上の写真の個体は、セマルヒゲナガゾウムシなのではと思うに至った。

このゾウムシがいた場所の関係上、カメラを鼻先の方に持っていくスペースがなく、鼻先の方が見れていないが、ゾウムシっぽいと言えばゾウムシっぽい特徴的な鼻先をしているのは、ネット上の画像から確認した。

とにかく、触角が長い気がするが、長いのはオスの特徴であり、メスは、ここまでは長くないようである。

詳しい分布域は、ちょっとネット上では掴めなかった。

ビロウドカミキリ Acalolepta fraudatrix fraudatrix (Bates,1873) 2

昨晩、我家の外灯下に来ていたカミキリである。

大きさは、体長23ミリぐらい。

正面からの写真をもう一枚。

このカミキリを見つけた時の印象だが、遠目には、黒っぽい単色の分厚い上翅をしたカミキリがいるといったものだった。胸部や頭部は、普通に見えるのに、上翅部は、目視では不思議な雰囲気に見える。

それでは、写真に撮ってみようと、実際写すと、ちゃんと紋様が映り込む。ファインダー越しに、色々な角度からの構図を試していると、紋様の方が、角度によって変化している事が分かった。こう言うのって、ビロードちっくとか表現されそうと考えながら、フトカミキリ亜科(顔付きからフトカミキリの一種と分かる)を当たると、まさに、ビロウドカミキリという種である事が分かった。

実のところ、昨年の6月21日にも、本種の投稿をしており、その時は、「何がビロードなのか分からない」みたいに言及しているが、今回の出会いは、「ビロードの意味がよく分かる」に訂正させて頂きたく思う。

このカミキリの分布は、北海道から九州、国外では朝鮮半島辺りに生息しているようである。

幼虫は、各種広葉樹の朽木内で育つらしい。