ゴモクムシダマシ Pedinus japonicus (Seidlitz, 1893)

先日、近隣を散歩中に、芝のグランド沿いの舗装された小道を横切る小さな甲虫が目に止まった。

捕まえて、写真に撮ってみた。

大きさは、体長10ミリぐらい。

小道の上を歩いている時には、カクスナゴミムシダマシ亜科の仲間か、もしくはスジコガシラゴミムシダマシ亜科のスジコガシラゴミムシダマシかと思っていた。

しかし、上の写真の個体の艶消しながらも黒光りするところが、どうも違うと思った。それに、背胸部の両サイドの雰囲気や四つ角の尖り具合が全然違う気がするとも感じた。

では、何という虫なんだろうと調べたところ、ゴミムシダマシ科ゴモクムシ亜科に属するゴモクムシダマシという種が浮上してきた。

このゴモクムシダマシの生息分布は、国内は、本州、四国、九州。海外の生息分布は、ちょっと調べたけど、分からなかった。元々は、関東より西の地域にいた甲虫で、近年、関東でも見られるようになったとの情報もあった。

ナミモンコケシキスイ Cryptarcha strigata (Fabricius, 1787).

本年、樹液に集まる虫達を見てて、以下の極小の甲虫が多いなと感じている。

大きさは、体長3-4ミリぐらい。

種名は、ナミモンコケシキスイ。黒っぽいのもいれば、薄褐色のものもいるが、全部ナミモンコケシキスイだと思われる。

ナミモンコケシキスイの生息分布は、国内は、北海道から沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、ヨーロッパのドーバー海峡を挟んだイギリスとフランス、ベルギー、オランダ。あとは、同じように海を挟んだスェーデン南部とデンマークとドイツ北部。他には、ロシアのモスクワの辺りから集中的に生息報告が上がっているようである。

キボシチビヒラタムシ  Laemophloeus submonilis Reitter, 1889

昨晩、我家の外灯下に来ていたとても小さい甲虫である。

大きさは、体長6ミリぐらいだったのではないだろうか。

調べたところ、ヒラタムシ科のキボシチビヒラタムシと判明。

生息分布の方は、国内は、一応、北海道から九州までいるようである。しかし、九州とかは少ないようである。ちょっと海外の分布は分からなかった。