ウスイロツヤマルカスミカメ 

一昨日の晩に我家の外灯下に来ていたカメムシの仲間である。

その大きさ(5ミリ弱)から、先ずはカスミカメムシ科を当たると、ウスイロツヤマルカスミカメとツマグロハギカスミカメというとても似た2種が候補に上がってきた。

この2種の違いというと、ツマグロハギカスミカメの方は、後脚腿節が赤みを帯びるという点である。また、食草にも違いがあるようで、ウスイロツヤマルカスミカメは、ヘクソカズラやカラスザンショウを好むという事であり、ツマグロハギカスミカメの方は、ハギ類やカラスザンショウを好むという性質を持っているとの事である。

ハギ類も、ヘクソカズラも庭には自然に生えてきてしまうが、ヘクソカズラの方が、手の届かない所に蔓延ってしまう感があるので、上の写真の個体は、ヘクソカズラを好むウスイロツヤマルカスミカメの方かなと思いたい気もする。

後脚の腿節の色合いも、若干色が付いているが、ツマグロハギカスミカメの方が、もっと明らかに赤い色をしているような気もする。

トビイロサシガメ

数日前に我家の外灯下に来ていた昆虫である。

サシガメの仲間であるのは分かるが、モモブトトビイロサシガメなのかトビイロサシガメなのかで迷っていた。

ただ、既投稿のモモブトトビイロサシガメの写真と比べると、前脚腿節が凄く太いようには見えないのと、背胸部後端が尖っているのは、トビイロサシガメの特徴との事なので、それらを考慮すると、下の写真の個体はトビイロサシガメなのかなと類推した。

大きさは、17ミリぐらいだったた思う。

ちなみに、モモブトトビイロサシガメは沿岸部に多く、トビイロサシガメは内陸に多いという一般論があるが、私が住んでいる地域は、縄文時代頃には、低地(現在の標高で5メートル辺り)は殆ど海だったと思われる。

そういった意味では、内陸だから沿岸だからより、昔はどこまで海だったかを知る事は、一部の甲虫達の分布域に共通性を見出すときには、押さえておいた方が良い事実の気がする。

コミミズク

最近、我家のの外灯下に来ていた昆虫の一つである。

大きさは、体長12ミリぐらいだったと思う。その不思議な姿から見てみたい昆虫の一つであったが、我家の庭で、この目で見ることが出来た。

名前は、コミミズクだと思う。頭部がヘラ状になっていることから、あの不思議な姿になっているようである。

カメムシ目ヨコバイ科に属する昆虫である。