コミズムシ?  Sigara substriata (Uhler 1896)

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫の一つである。

大きさは、体長6ミリぐらいだったと思う。

水生昆虫であるマツモムシに似ていると思ったので、その路線を当たると、カメムシ亜目ミズムシ科にミズムシという種達がいる事を知った。

国内に10数種いるうちのミズムシのうち、私が1番可能性が高いのは、現段階ではコミズムシなのではと、自分なりに思っただけであり、それぐらい根拠を集めるのが難しいまだまだ研究のしっかりとされていない科であるとも感じた。

一応、このミズムシの仲間達は、多くの水生昆虫達と違って肉食ではなく、藻類等の植物質の餌を食べるようである。

このコミズムシの生息分布は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、済州島含む韓国からの報告が多数上がっているようである。

オオトビサシガメ? 幼体 Isyndus obscurus (Dallas, 1850)

最近、近隣で、この細長いカメムシというか、おそらくサシガメの幼体に出会い、写真に撮っていた。

体長12ミリぐらいだったと思う。

翅がないことから幼体であろうと推測したが、結構長い手脚も相まって、幼体にしては大きいなと感じる。

特徴としては、爪が一本なのと、触角の先の方が黒とオレンジのまだらになっているところであろうか。これらに、手脚の長さを含めた全体的な印象と合わせて眺めた時に、オオトビサシガメの幼体として紹介されている画像と一致して来るのである。

ところで、日本のサシガメの中では大きくなるらしいオオトビサシガメの成体を、まだ私は見たことがない。そして、興味深いのは、このオオトビサシガメが、クサギカメムシを餌によくしているという情報である。オオトビサシガメもクサギカメムシも、どちらも越冬すると思われるが、クサギカメムシの越冬場所に合わせて、オオトビサシガメも越冬していると思われる習性の報告も目にした。

確かに、今回、初めてこのオオトビサシガメと思しき昆虫を見かけた場所は、時期によってはクサギカメムシとツマキヘリカメムシが、大量に集中して集まってくる場所ではある。

最後に、このオオトビサシガメの生息分布は、国内は、本州以南……九州までとのことである。海外の生息分布は、韓国、台湾、その近辺の中国といったところであろうか。

本種が属するオオトビサシガメ属には、国内では本種一種しか属していないとのことである。

キョウチクトウアブラムシ  Aphis nerii (Boyer de Fonscolombe, 1841)

このアブラムシは、ガガイモの茎に沢山付いていた。

大きさは、体長3ミリぐらいであろうか。

調べたところ、種名は、あっさりとキョウチクトウアブラムシと判明。

このアブラムシは、動物地理学的に、全ての区に拡がっているようで、言い換えるなら世界中に生息しているようである。