モンキアワフキ Aphrophora major (Uhler, 1896)/ Yezophora flavomaculata (Matsumura, 1904)

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫の一つである。

大きさは、翅端までの全長で、1センチないぐらいっだったのではなかろうか。(各種サイトの紹介では、もうちょっと大きい。)

種名はモンキアワフキ。両翅に見て取れる小さな小点をモンキ(紋黄)と形容しているとの紹介が多かった。

ヤナギやカキに集まるとの事である。

国内の分布は、北海道から九州まで。海外の分布は、Aphrophora major (Uhler, 1896)の学名で検索すると、日本、韓国、ヨーロッパに分布している事が分かる。

あと、学名が二つあるのは、どう納得すれば良いのであろうか。

クチブトカメムシ Picromerus lewisi (Scott, 1874)

以下の写真のカメムシは、昨日、家の庭が第一発見場所となるカメムシである。

ちょっと変な表現を使っているのには理由があって、このカメムシは、昨日の朝に近所の散策から戻ってきた際に、車のソファーにいたのである。ゆえに、何処から連れて来てしまったのかが分からないのだが、当日の家の近所の散策場所か、その前の晩のホタル鑑賞スポットのどちらかから連れて来てしまったはずである。

社内のソファーに、このカメムシを見つけた時に、クサギカメムシと思い、手で摘み社外へリリースしようとした時に、指に伝わる触感がフニャッとして平べったく感じた。そこで、?と思い、ちゃんと見た時に、クサギカメムシではない違うカメムシだと気づいた次第である。匂いも、全然酸っぱい系の匂いはしなかった。

種名は、クチブトカメムシかオオクチブトカメムシかで迷ったが、どちらも、区別点は、それほどハッキリと明快なものではなく感じたので、大きさを根拠にした。上の写真の個体を目測した時に、体長で1センチぐらいで思ったより小さいなと感じていたからである。

このカメムシは、肉食のカメムシで、蛾の幼虫等を隠している長い嘴で刺して吸汁するタイプである。近隣では、シロヘリクチブトカメムシという同じ習性のカメムシを知っている。

最後に、このカメムシの生息分布の方は、国内では、北海道から九州までと、国外では韓国、中国の長江沿いで生息報告が上がっているようである。

今まで見たカメムシの中では、一番、肩部側面の棘が鋭い気もした。

シロオビアワフキ Aphrophora intermedia Uhler,1896.

本日、家の近所を散策中に見かけて写真に撮っていた。

大きさは、翅端までで1センチぐらいある。

随分と大きなアワフキだなというのが第一印象である。

種名は、調べたところ、シロオビアワフキと判明。

ヤナギやクワの樹液を吸うとの事であるが、確かに、桑の古木の根元にいた感じである。