先ほど、シバスズ?の投稿をしたが、同じ日に、我家の外灯下では、別種のスズも写真に撮られていた。同種とばかり思い込んでいたが、どちらの写真を使おうかと写真を見比べている時に気が付いた。
大きさは、やはり後端となる翅先までで12ミリぐらいだったと思う。(もうちょっと小さかったか?)
種名は、ウスグモスズ。
このウスグモスズも、先ほど投稿したシバスズ同様に、長翅型と短翅型が存在するようである。
そして、このウスグモスズを調べていて、興味深い事実を知ったのであるが、どうも外来種らしいのである。正式に発見されたのは、東京都渋谷の個人宅で1966年。しかしおそらく、もう数十年前には日本に定着していたと考えられているが、この考え方の方が現実的な気はする。
現在では、関東から近畿地方を経て、九州にも分布を拡げているようである。では、原産地域はと言うと、中国の東岸からもっと南方の国にかけての地帯であると思われる。ただ、これらの地帯で、確実に種として確立認識されてはいないようである。
となると、本当に外来種かとも思いたいが、日本に生息するこの手のスズの中で、唯一鳴かないとの事であり、この特徴は、進化の過程上、日本に生息するスズ達と同一線状に有るのかと思いたくなり、外来種と落ち着けたくなるのは頷ける。
さて、最後に、これら長翅型と短翅型の出現がどうして起きるのかという事だが、これが調べたところ、私の知識レベルでは結構耳慣れない難しい説明だった。一応、日長に関係しているとの事だが、それに遺伝も絡んで来ると事である。今のところ、私には、イメージが湧かず何のこっちゃといった感じである。