クロオビリンガ 成虫 Gelastocera kotschubeji (Obraztsov, 1943)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらい。

この湾曲した上翅の外縁からして、コブガ科リンガ亜科の蛾であろうとの予測は付いたが、調べたところ、クロオビリンガという蛾だと分かった。

幼虫の食草は、クルミ科クルミ、マメ科フジ、カバノキ科ヤシャブシにサワシバ、ニレ科オヒョウ、アオイ科シナノキ等が知られているようである。

ただ、上のような植物には、少し山地性の植物も含まれるため、この蛾自体が、少し山地性の蛾の可能性を感じる。

この蛾の生息分布は、国内は、北海道から九州近海まで。海外は、ちょっと分からなかった。

ネジロキノカワガ 成虫 Negritothripa hampsoni (Wileman, 1911) 1

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長1センチ行かないぐらい。

肉眼で見つけた時から、見たことの無いコブガだと、少し興奮したのを認める。

ただ、写真で確認した段階になって、脚の毛深さが気になった。このサイズのコブガで、こんなに脚が毛深い奴はいたかみたいに……。

しかし、居たのである。コブガ科コブガ亜科のネジロキノカワガ。

まさか、ネジロキノカワガって、こんなに小さかったのかと驚くことになった。というのも、図鑑とかでは、キノカワガとの並びで、紹介されているケースがあり、キノカワガと同サイズの蛾だと思い込んでいた。

さて、幼虫の食草は、ブナ科のクヌギやコナラとの事である。我家の庭には、どちらも植わっていないし、それらが生えてそうな雑木林までは、50メートルぐらいある。ただ、庭には、ブナ科のピンオークが一本大きくなりつつあるのを思い出した。ピンオークが大きくなるに連れてか、今年は、なんか、ブナ科育ちの蛾たちが、多く来ているような気がする。

現段階では、思い込みの域を出ないが……。

ツマモンコブガ 成虫 ’Meganola’ pulchella (Leech, [1889])

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

写真は拡大してあるが、大きさは、前翅長8ミリぐらいのとても小さい蛾である。

雰囲気から、コブガの仲間である事は分かるが、果たして、投稿済みの種か否か?

調べたところ、あっさりとツマモンコブガと判明。未投稿であることも分かった。

比較的、報告例が少ない蛾のようである。幼虫の食草は、知られていないらしい。