マルキバネサルハムシ Pagria ussuriensis

最近、近隣で、この極小の昆虫の写真を撮っていた。

体長は3ミリぐらい。

撮った写真を見返した時点では、これは何であろうかという感じだったが、先ほど投稿したドウガネサルハムシを調べている時に、同じサルハムシ亜科に、上の写真のようなのがいたのが、記憶の片隅に残っていた。

ネットを使い、調べ検討した結果、マルキバネサルハムシなのではとの結論に至った。

元々は、ヒメキバネサルハムシという種名だったらしいが、このヒメキバネサルハムシが、2008年頃に本種を含めて4種に分類され直したとのことである。ちなみに、残りの3種は、ムネアカキバネサルハムシ、チビキバネサルハムシ、ツヤキバネサルハムシになる。この4種の中では、マルキバネサルハムシが一番寒さに順応した生息域になっている。

サルハムシ中、最も小さいサルハムシの一群らしい。各種マメ科の植物に寄って来るようであり、上の写真に写る葉も、クズではなかったかなと思い返している。

最後に、この個体は、私の予想では、撮影中に葉から転げ落ちて逃げる方法を選択すると踏んでいたが、予想に反して、飛翔して逃げて行った。

ドウガネサルハムシ Scelodonta lewisii (Baly, 1874) 1

約2週間前に写真に撮っていたハムシの投稿をしようと思う。

大きさは、体長4ミリぐらいだったと思う。凄い小さい。

このハムシを見かけた時の第一印象は、アカガネサルハムシのカラフルさは無いが光沢感と形状はそっくりなハムシだなという事である。個人的には、派手で人気のあるアカガネサルハムシの方が、近隣では出会う気がしている。

そして、調べたら、直ぐに種名は、ドウガネサルハムシと判明。

ブドウ科のノブドウやエビヅルやヤブガラシに付くハムシのようであるが、クマツヅラ科のクサギにも集まるとの記事を読んだ。ここで、”えっ“て思ったのは、このハムシが居た場所の頭上には、クサギが生えているのである。もちろん、ヤブガラシとかノブドウもある場所である。

さて、上の写真だと、このハムシの光沢感が伝わらないが、肉眼で見ている時には、綺麗に輝いて見えるハムシであったことは伝えたいと思う。

イモサルハムシ

最近、近隣でこの甲虫を見かけて写真に撮っていた。

ハムシの一種とは分かるのだが、いつものハムシ達と違うのは、大きさが大きい。被写体が、大きいから、写真も鮮明に写せた感じである。

大きさは、6〜7ミリぐらいあったのではと思う。とにかく、俵型で細長い感じではなく、短くズングリした印象の強いハムシであった。そして、多くのハムシに共通する金属光沢が鮮やかで綺麗である。

付いていた植物はヨモギである。

調べ始めたら、アオバネサルハムシという種が浮上したが、平均サイズの4ミリぐらいというのが解せない。そんなに小さくなかった。ただ、ヨモギにいるという特徴は合っている。

他に、候補は居ないかと探していると、イモサルハムシという種も浮上した。そして、このイモサルハムシは、サツマイモやヒルガオに着くといった習性が書かれていたが、実際のところ、ヨモギにいるところをよく目撃するとの報告が複数あった。そして、平均サイズは、6ミリなのである。

こうなってくると、イモサルハムシだろうとの結論に至った。そして、イモサルハムシとアオバネサルハムシを、外見的に比べていると、違いが見えてきた。イモサルハムシの脚の腿節は、凄く短いのである。一方、アオバネサルハムシの腿節は、普通の長さで、オマケに少し膨らんでいるのである。

イモサルハムシ……ハムシにしては、大きくって特徴を掴みやすい種であった。