ホソバコスガ 成虫 Xyrosaris lichneuta (Meyrick, 1918)

数日前にも来ていたが、昨晩も我家の外灯下に来ていた蛾である。

大きさは、体長8ミリぐらいのとても小さな蛾である。

種名は、ホソバコスガと判明。

幼虫の食草は、ニシキギ科のマユミやツリバナやニシキギやツルウメモドキ等のようである。近隣で、自然に生えているのは、マユミとツルウメモドキといったところであるが、我家の庭には、実生から育てたマユミとニシキギが植ってはいる。

さて、生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、韓国や台湾からは報告が上がっているようである。

マサキスガ 成虫 Yponomeuta meguronis (Matsumura, 1931)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長8ミリぐらいであったであろうか。

ちょっと違う角度の写真をもう一枚。

種名は、おそらく、マサキスガ。

マサキスガだと思った根拠は、色が薄黒くちょっと汚れ感があるところと、黒小点の小ささと数の多さである。あとは、上翅の中程に対になる黒い斑があるところであろうか。

幼虫の食草は、ニシキギ科のマサキやツルマサキらしい。自分が興味があるのは、本当にマサキやツルマサキしか食べないのか、それともニシキギ科の植物なら他もいけるのか、真相が知りたいところである。

分布の方は、国内は、本州以南……九州近海まで。

シロツバメスガ?  成虫 Saridoscelis synodias Meyrick, 1932

先週末に、家族が山登りにお友達と行くというので、私は、一行を登山口で下ろし、下山口で拾うという完全な運転手の役を買って出た。

買って出た理由の一つは、登山口も下山口も標高は1000メートルぐらいあり、待ってる間の5時間(結局は7時間)は、自由に自然観察やイワナ釣りが楽しめるからである。登山一行もスタート地点に戻ってこないコースが取れる事を喜んでくれる。お互いの利害が一致した。

想像以上に豊かな生態系であったが、先ずはこんなのもいた。

大きさは、前翅長8ミリぐらい。

最初は、キバガの仲間かヒメハマキの仲間かと思いながら写真を写したが、撮った写真を見返すと、見たことのない雰囲気である。

種名まで辿り着くにあたっての道のりの厳しさが予想出来たが、偶然、そっくりな蛾をネット上で発見してしまった。そこから、近似種を調べ始めると、スガ科のシロツバメスガという種が浮上してきた。

幼虫の食草は、分かっていないとの事である。 

すごく似た種に、アセビツバメスガという種もいるようである。