ニセシロフコヤガ 成虫 Sugia erastroides (Draudt, 1950)

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長13ミリぐらいだった。

種名は、ニセシロフコヤガ。幼虫の食草は知られていないとのことである。

過去に、2回投稿しており、今回で3回目であるが、写真の精度は回を追うごとに良くなっていると思う。

この黒いシックな出立は、その年の1回目の羽化個体の特徴であり、2化目は、赤茶色ベースになる(体型も少し小型になる)ようである。どうして、そうなるのか知りたいと思うのは、私だけであろうか?

ネモンシロフコヤガ 成虫 Sugia idiostygia (Sugi, 1958)

三日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

 

前翅長15ミリぐらいだったと思う。

調べたところ、スジシロコヤガと似てると思ったが、スジシロコヤガの目撃場所が高地に集まっている事に気が付いた。こうなると、今回の目撃場所のような平地の標高25メートルぐらいの場所にもいるであろうかとの疑問が生じた。

そして、ここで、ネモンシロフコヤガという似ている種が存在している事を知った。(過去にも、我家の外灯下で似たような蛾を見ていた記憶があったので、過去の投稿を確認すると、ネモンシロフコヤガは不鮮明な写真で投稿済みではあった。)

ネモンシロフコヤガの特徴として、中央下部の白い横条が、片方づつ横に寝かせた数字の3みたいに見えるという点を知った。すかさず、スジシロコヤガのネット上での画像を確認すると、この白い横条が真っ直ぐである事を見てとった。この時点で、スジシロコヤガが外れた。

標高1500メートル付近で目撃されているスジシロコヤガが候補から外れてくれたのは、私個人的には、嬉しい方向であった。

スジシロコヤガの多くの投稿で、幼虫の食草は、クマザサと書かれていたが、平地の似た雰囲気の種のネモンシロフコヤガの幼虫の食草も、ササ類なのではと類推したくなった。

ちなみに、白い横筋がクッキリ見えるのは雄の特徴であり、雌は、ボヤけて太い帯みたいに見えると書かれている方がいた。これは興味深い情報で、ここがボヤけた個体を、シロフコヤガとして、過去に投稿していた気もしてきたので、このテーマに関しても、今後、慎重に、ネモンシロフコヤガのメスではないのか等を見抜いていきたく考える。

ネモンシロフコヤガ? 成虫

一昨日、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で12ミリぐらいだったと記憶している。

ヤガ科スジコヤガ亜科に属するこの紋様パターンの蛾達は、紛らわしいのが多い。我家の外灯下にも、大きさや色合いや紋様の配置が少しづつ違うタイプが時々訪れている。

ただそれらと出会う回数が増えると、自然と法則性みたいなものが、少しづつだが見えてくる予感がする。

取り敢えず、今回は、ネット上で、上の写真の個体に一番近いタイプは、ネモンシロフコヤガと紹介されている事が多いので、ネモンシロフコヤガと紹介させてもらった。

幼虫の食草は、未知との事だが、近似種がイネ科の植物を寄主に選んでいることから、本種もイネ科の植物が臭いなと思っている。