少し前に、我家の庭で、見た事のない大型の蝶が飛んでいるのを見かけて、急いで網を持って来て…捕まえた事があった。
しかし、突然、家の中から呼ぶ声がして、室内に入ったのだが、用事を済ませて、再び、捕まえたその蝶の元に戻った時、網の中には、その蝶は居なかった。地面との間の狭い隙間から逃げてしまったものと考えられる。
しかし、この前の土曜日に、ふと出かけた近隣の場所で、低木に翅を広げて止まる同じ蝶を発見。恐る恐る近付き写真に撮ろうと試みた。近付くと翅を閉じられる……少し待つとまた開く……近付くと閉じられるの繰り返しで、翅を閉じた瞬間しか写真に撮れなかったが、以下がその時に撮った写真である。
そして、帰宅後に、期待に胸を膨らませて調べ始めたら、私的にはお馴染みの外来種のアカボシゴマダラの春型と分かった。
少し落胆したのと同時に、アカボシゴマダラの春型は、アカボシゴマダラ夏型と随分印象が違うなとの新知識を得れた事を前向きに捉えて、一件落着にした。
しかし、このアカボシゴマダラの春型というものは、種名にあるアカボシ(赤星)の要素がなく、一般的なアカボシゴマダラのイメージとは違うんだという学びをもたらしてくれた。黄色い長い嘴も、この蝶の特徴のようである。