ヒメシロノメイガ 成虫 Palpita inusitata (Butler, 1879)

最近、この蛾を見かけて写真に撮っていた。少し高いところにいたので、一瞬、春先の定番種のマエアカシノメイガにも見えたが、なんか前翅の前縁に並ぶ紋が大きいように見えていた。

なんとか確認できる位置まで降りて来て欲しいと、棒で突くと、ビックリして飛び回り始めたが、運良く写真が撮れる位置まで下がって、止まってくれた。

大きさは、マエアカスカシノメイガと間違うぐらいだから、凄い小さいわけではなかった。私の中では、開張で26ミリぐらいに記憶したつもりだったが、ネット上のこのヒメシロノメイガの平均開張サイズは、15-23ミリぐらいらしい。

さて、この蛾は、過去に2回投稿しているのを、先ほど確認したが、種の特定に役立ちそうな写真が鮮明に大きく撮れた種に関しては、どんどん再投稿してゆこうと思う。

幼虫の食草は、モクセイ科で、イボタノキやネズミモチ等と書いてあることが多いが、この蛾がいた近所には、イボタノキが結構生えてるエリアがある。

生息域は、日本……中国でも確認されているようである。

ホシオビホソノメイガ 成虫 Nomis albopedalis Motschulsky, 1861

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾であるが、とても鮮明な写真が撮れたと思うので、投稿してみる。

この蛾の投稿自体は、3回目になるのかな。

脚部の雰囲気が写る写真をもう一枚。

さて、この蛾に関しては、我家の外灯下には、まぁまぁ現れる。一目でツトガ科のノメイガ亜科(触角を背負っている)に属する蛾と分かるが、この蛾の特徴としては、胸背部辺りの毛の多さは確実であると思う。

あとは、年2化ぐらいしてそうだが、我家に現れるホシオビホソノメイガは、このノメイガ亜科の蛾の中では、サイズが大きいグループに入ると思う。実際、この写真の個体も前翅長で16-17ミリぐらいあったのを覚えている。(過去に、自然下で目撃した本種と思われる蛾の投稿をした際には、前翅長12ミリと記録している。)

あとは、幼虫の食草に関しては、アズマネザサと言われているが、笹は、案外と身近に生えているものであるので、そうした場所から発生して来ているものと思われる。

最後に、ホシオビホソノメイガの名の由来のイメージを湧かせられない自分がいる。

エグリノメイガ 成虫 Diplopseustis perieresalisnd

2年前の6月10日に、既に投稿済みの種であるが、私にしては鮮明な写真が撮れたと思うので、再投稿する。

写真は比較的ハッキリと写っているが、前翅長8ミリぐらいのとても小さな蛾である。種名はエグリノメイガ。触角を背負っている特徴から分かるのだが、ツトガ科のノメイガ亜科に属する蛾である。

写真だと分からないが、尻尾の方を高くして、前につんのめるような形で止まる特徴を持っている蛾である。 

分布域は、国内は、北海道から九州まで。海外は、Diplopseustis perieresalisndという学名で検索したところ、英語のウキペディアがヒットしてきた。読んでみたところ、アジア全般で見られる蛾で、オーストラリアやニュージーランドにも生息していると分かった。またヨーロッパにも帰化して、イギリスを始め、殆どの西ヨーロッパの国にも定着しているとの事である。カナリー諸島でも確認されてるらしい。

そして、日本の方の記事では、幼虫の食草は不明と書いてあるのが殆どだったが、そのウキペディアでは、carex sectaというニュージーランドのカヤツリグサ科の植物と書かれていた。日本で似た植物って何だろう。