シオカラトンボ

本日、小一時間ほど、近隣の里山をボッチ散策(最近、このボッチという若者言葉を覚えた)した。

麦藁系のトンボが結構飛んでいるのに気が付いたので、静止しているのが居たら、写真に撮ろうと狙っていたが、何枚か投稿に使えそうな写真が撮れたと思う。

最近、我家の近所で、オオシオカラトンボのペアを捕まえて観察する機会があったが、その時得た知識で、今回のエリアに居たトンボ達が、オオシオカラトンボではない事は、飛翔中にも分かった。翅の付け根の黒い部分が見て取れなかったのである。

という事で、上の写真の個体は、シオカラトンボと判明。この黄色系(麦藁色?)で尾の先端の突起が白いのは、シオカラトンボの雌の特徴である。複眼が緑なのもシオカラトンボの雌の特徴で、雄はもう少し青っぽいようである。また、雄雌共通して、複眼の中に、どの個体も似たような細波紋様が見て取れる気がすると私は気が付いたのだが……これも、シオカラトンボの特徴と捉えて良いものだろうか。

因みに、雄の成熟個体の色は、水色で尾の方が黒く、全体に白い塩が噴いたような雰囲気である。

さて、本日のシオカラトンボ達は、カップルとなりペアリングしている光景は、一度も目撃しなかった。30メートル半径に1匹ぐらいの雌が居た印象だが、雄は何処にも居なかった気がする。

シオカラトンボの雄は何処に?それとも、未成熟の雄を、雌と捉えていたのであろうか。

オオシオカラトンボ

こないだの土曜日に、近所の谷地を小学生の娘と散歩した時に、捕まえていたトンボである。

大きさは、体長6センチぐらい。この個体は、残念ながら、持ち帰る途中に死んでしまったので、落ち着いて正確に測ることは可能である。

さて、最近、少しづつだが、トンボの見分け方が分かるようになってきた気がする。

この上の写真のトンボを、似た多種と見分ける着眼点のひとつに、翅(後翅)の付け根の黒い部分の面積がある。ここが広く黒く染まっているのは、オオシオカラトンボの特徴だと知った。

ちなみに、上の個体は、雄の色である。

以下に、同じオオシオカラトンボの雌の写真を載せておく。どうして、この個体を、オオシオカラトンボの雌と断言できるかというと、上の写真の個体と後尾中のタンデム飛行中に捕獲したからである。

観察した後、逃がしてはあげたが、翅もボロボロになってしまった。申し訳ない気持ちもある。