コモンツチバチ

昨日、我家の庭の地面上を徘徊するこのハチを目撃した。すかさず、スマホを取り出し、写真に撮った。

大きさは、体長で2センチちょっとぐらいだったと思う。翅を閉じたり広げたりしながら地面を歩いていたが、翅を広げた時に見える腹部の紋様が特徴的だと思った。同時に、種を特定する際の手掛かりになるとも感じた。

そして、種を調べ始めると、オオモンツチバチという種が真っ先に浮上してきた。過去の自身の投稿を確認すると、オオモンツチバチの投稿が既にあった。(完全に記憶からは消えていた。)

その投稿の中で、雄と思われる個体の写真を体長2センチぐらいと紹介していた。オオモンツチバチもコモンツチバチも、メスは更に一回り(1センチ前後)大きいのが知られている。ちなみに、雄と雌の見分け方は、触角の長さである。長いのがオスで、短いのがメスである。

こうなってくると、上の写真に写る触角の短いメスのサイズ(体長2センチちょっと)が、オオモンツチバチのメスにしては小さいということになる。

となれば、コモンツチバチの方かという流れになるが、上の写真の個体はコモンツチバチのメスなんだと思う。

自分なりに、オオモンツチバチとコモンツチバチのサイズ以外の違いを見出そうとした時に、オオモンツチバチの方は胸部背面の下の方に黄色い紋が見て取れる個体が多い。一方、コモンツチバチの方は、黄色い紋様がなく黒一色のケースが多い気がする。

さて、庭にいたコモンツチバチのメスは、時々土の中に潜ろうとする行動をとっていた。これは、コガネムシの幼虫を探していたのかと推測したい。

コモンツチバチもオオモンツチバチも、土中のコガネムシの幼虫に直接産卵するタイプのハチだったと記憶する。

クロアナバチ

最近、近隣で見かけ写真に撮っていた。

大きさは、体長3センチ弱ぐらいだった。小川沿いのヤブガラシの花の蜜を吸いに来ていたキンケハラナガツチバチを目で追っていたら、突然、それより全然大きい黒いハチも吸蜜に現れた。

おそらく、初見のハチだと思い、数枚の写真を撮った。

種名は、クロアナバチだと思う。キリギリスやツユムシ等のバッタ類を狩リ、土中に掘った巣穴にいる幼虫に与える所謂、狩バチである。

結構、蜂としては大型の部類に感じた。このサイズなら、足腰の強そうなバッタ類も捕まえれそうな感じである。

似た種にコクロアナバチというのがいるが、こちらも、過去に出会って投稿済みなのに気が付いた。コクロアナバチの方が、全然小さく、腹部もクロアナバチより明らかに細長い気がする。

腹部の感じが見て取れる写真を以下に…。

コクロアナバチ?

最近、近隣でこのハチを見かけて写真に撮った。

既に葉の上で仰向けになり死んでおり、手で摘んでひっくり返して、背を上にして写真に撮ってみた。

大きさは、体長20ミリ弱ぐらいだった思う。腹部の異常な細さが際立つハチは多いが、その中でも細い方だと感じる。

調べたところ、コクロアナバチだと思った。似た種に、クロアナバチというのもいたが、クロアナバチの方が1センチぐらい大きいようである、

習性の方も違いがあり、どちらも直翅目のウマオイやツユムシ等の幼体を捕まえ麻酔をかけて巣穴持ち込み、自らの幼虫の餌にするところは共通しているみたいだが、コクロアナバチの巣は竹筒のようなものに作られ、一方、クロアナバチの巣穴は地面の斜面に掘られるようである。

太古に起きたであろう2種の枝分かれの背景が気になる。