ハグロフタオビドロバチ

先ほど、我家の庭の草むしり中に発見。

同じようなハチの投稿を既にしていたような記憶があったので、確認してみると、属は一緒なのだが、上の写真の種とは違うオオフタオビドロバチを投稿している事が分かった。

では、上の写真の蜂はと言うと、ハグロフタオビドロバチだと思う。日本には、フタオビドロバチ属に属するのは、本種と上で言及したオオフタオビドロバチの2種だけのようである。

生態としては、オオフタオビドロバチ同様に、竹筒やカミキリムシが穿孔した穴を利用して巣を作り、幼虫には、捕まえた蛾の幼虫を運んできて与えるようである。

このハグロフタオビドロバチは、各都道府県が独自に定めるレッドデータでは、福井県が絶滅危惧Ⅱ類に、千葉県が絶滅危惧Ⅰ類に指定している。

ニホンミツバチ?

今年に入ってから、とある大きな針葉樹の根元に蜂の大群が出入りしているのには気が付いていた。

多分、ニホンミツバチって、ああいう所に巣を作るよなとの知識は持っていた。ただ、これまで、あまりのハチの大群に近付けないでいた。

しかし、この日は、巣離れしてしまったのか、疎らにしかハチは飛んでいなかったので、今まで覗けなかったその木の根元の洞を写真で写してみた。

この上の写真のハチが、ニホンミツバチなのかなと思いたいのだが、正しいのであろうか。

さて、ニホンミツバチが巣を作る場所として、こうした巨木老木の根元の洞や石垣の間、他にも隙間の多い昔の人家の壁等があるらしいが、もはや、そういう環境って、益々無くなっている気がする。

人間が人間を中心に街や里山をデザインする時に、人間から見て不必要なものは、どんどんと切り捨てられて行く気がする。

自然界の中での多くの生物の真剣な営みに触れると、自然界の中で、決して、人間が一番偉い生物ではない事を悟らさせられる。人も虫も植物も、皆平等なんだと思う。

クロスズメバチ

最近、近隣で道を歩いていると、黒地に白いラインの見た事のないハチの死体を蟻が引き摺っている現場に出くわした。

蟻の食糧を奪う形になってしまったが、その見慣れない蜂を手のひらに乗せて写真に撮ってみた。

大きさは、12ミリぐらいだった。“黒地に白いラインの蜂“でネット検索すると、同じ蜂の写真が沢山ヒットしてきた。

そして、意外にもスズメバチの仲間で、クロスズメバチという種であると分かった。

ただ、このスズメバチにしてはかなり小さい部類と言えるクロスズメバチは、攻撃性や毒性は弱いらしい。

巣は、土中や古い人家の壁の間とかに作るようで、長野県では、古くから、この蜂の子を食べる文化があったとの事である。

私が気になるのは、所謂、黒/黄色や黒/オレンジといった警戒色を纏う蜂が多い中、何故、黒と白という一線を画した色彩になったかである。進化なのか突然変異なのか………理由もあるはずである。