キゴシハナアブ Eristalinus quinquestriatus (Fabricius, 1794)

最近、近隣で写真に撮っていたハナアブである。

大きさは、体長10ミリ弱ぐらい。

種名は、調べたところ、キゴシハナアブと判明。

写真の個体は、複眼の間が離れているので、雌と思われる。

このキゴシハナアブの外見的特徴として、複眼の複雑な紋様があると思う。また背胸部背側の縦縞も特徴なのではないだろうか。

このキゴシハナアブの生息分布は、国内は、本州から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、中国の東部の一部や、香港からの報告が上がっているようである。

ナミルリイロハラナガハナアブ? Xylota amamiensis (Shiraki,1968)

数日前に近隣で見かけて写真に撮っていた昆虫である。

大きさは、体長10ミリぐらいだったと思う。

肉眼では、ハバチの一種と思っていたが、写真で見返すと、触角は短いし、後脚は太いはで、ハエの仲間かと理解した。

では、種名はと言うと、苦戦したが、ナミルリイロハラナガハナアブという種が、かなり近い線を行っているということに辿り着けた。

種名にあるように、ハナアブの仲間である。

生息分布は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかったが、このハラナガハナアブが属するXylota Meigen, 1822という属は、ヨーロッパを中心に北米大陸含め世界中に進出している事を知った。

オオハナアブ Phytomia zonata (Fabricius, 1787)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた昆虫である。

大きさは、体長16ミリぐらい。

丸っこい体型が、マルハナバチの仲間を連想させたが、写真で見ると、蜂特有の長めの触角が見てとれない。こうなると、ハエの仲間のハナアブの一種であろうと調べてみたところ、オオハナアブという種だと判明。

4月から11月ぐらいまで見ることの出来るハナアブのようである。幼虫が、水中生活のため、湿地の近くにいるとの事だが、確かにいた場所は、水田地帯の中の常に水が滲み出ているような休耕田の近くにいた。

生息分布の方は、国内は、殆ど日本全土に生息しているようである。海外の生息分布は、韓国、台湾、中国全土、東南アジアにも生息している模様である。