ウシタキキオビヒメハマキ? 成虫 Phiaris komaii Bae, 2005

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長6ミリぐらいであったであろうか。

この蛾の印象は、ヒメハマキ亜科が臭いと思ったが、ヒメハマキ亜科の蛾にしては、寸詰まりというか縦に短い気がした。

この体型的特徴と、紋様の雰囲気から、一番近いと思ったのは、ハマキガ科ヒメハマキ亜科のウシタキキオビヒメハマキという種である。ただ、クリオビキヒメハマキという種も、ネット上の画像を見る限り、そっくりなのである。

うーん。真実を投稿できているか自信はないので、ウシタキキオビヒメハマキとクリオビキヒメハマキの2種の関連性を今後考えていくとするという事で、今回の投稿を締めくらせて頂く。

ちなみに、大阪府岸和田市に牛滝山というのがあるのは分かったが、何か関係あるのであろうか?

マダラギンスジハマキ 成虫 Pseudargyrotoza conwagana aeratana (Kennel, 1910)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長で8ミリぐらいだった。

調べたところ、種名は、マダラギンスジハマキと判明。

ちなみにハマキガの仲間には多いが、オスとメスで紋様が結構変わってくるのである。上の写真の個体は、メスらしい。

ネット検索では、この蛾の種名は分かったが、この蛾の投稿自体が殆ど見つけられなかった。よって、幼虫の食草にも行き着けなかった。

アトボシハマキ 成虫 雄 Choristoneura longicellana (Walsingham, 1900) 2

2年前の今時分にも投稿済みの種であるが、より特徴を捉えた大きめの写真が撮れたので、再投稿しようと思う。

大きさは、前翅長11ミリぐらい。ハマキガ亜科の蛾としては、大きめの部類に入ると思う。

さて、この蛾の特徴として挙げる点は、種名の由来になっていそうなアトボシと、上翅前縁側が少し捲れているところである。アトボシに関しては、おそらく上翅後縁基部に隆起のある粒みたいなものが見て取れると思うが、ここは、もう少し遠目で離れて見ると、黒い点の集まりのように見えるのである。

ただ以上の二つの特徴は、雄の特徴であり、雌はまた違った特徴を見出さなければ種の特定が出来ないのが、ハマキガによくあることである。

幼虫の食草は、紅葉樹多岐に渡る樹木の葉である。

この蛾の世界分布をGBIFのオープンソースで眺めると、ヨーロッパは、かなり北極圏に近い辺りから、また興味深いのは新北区である北米大陸からも大量の目撃報告が寄せられているのである。

この蛾の拡がり方と、かなり寒い地域にもいるという事実が、興味をそそる蛾である。