コホソスジハマキ? 成虫 Neocalyptis angustilineata (Walsingham, 1900)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた蛾である。

大きさは、前翅長7-8ミリぐらいだろうか。

蜘蛛の巣にかかり、既に息絶えていた個体なので、指で摘んでも暴れず、写真にも写せた感がある。

種名は、おそらくコホソスジハマキだと思われるが、微妙に似ている種が複数いるので、タイトルにはコホソスジハマキ?と疑問符を付ける形に留めた。

幼虫の食草は、枯れ葉らしい。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の方は、ちょっと分からなかった。

オオナミモンマダラハマキ 成虫 不思議な習性Charitographa mikadonis (Stringer, 1930) 2

今、この蛾も旬なのか、近隣の複数の場所で見かけることがある。今回も、近くにはコブシの木あり。

種名は、数日前の初投稿の時に覚えたのだが、オオナミモンマダラハマキ。

この蛾の定型情報は、前回の投稿に譲るとして、今回、この蛾の面白い習性に目が行った。

ネット上では、葉っぱの上等で、クルクル回転しているという行動が紹介されていたが、この日は、私も、その行動を何回も見ることになった。

確かに、近づいて写真を撮ろうとすると、クルクル、駒のような不規則な回転をしている。同時に、上翅の後端のオレンジのラインの波線のところが、眼に見えるんだけどと感じた。よく見ると、超小さなミミズクなのである。

そして、同時に、この蛾の不思議なこの行動を更に不思議に感じさせる点に気が付いた。危険を感じた時に、何故飛んで逃げないんだと思った。大概の蛾は、危険を感じると、飛んで逃げるという行動をとる。時に、春先の餌が少ない時期には、森の中とかだと、高い所まで飛び過ぎた蛾達が、木立から現れた鳥達に一瞬で食べられてしまう。

そうやって、考えると、この蛾は、眼威嚇(?)で、身を守る道を選択した蛾なのであろうか?

眼威嚇………田んぼにも、ターゲットマークみたいな風船がぶら下がっている時があるが、鳥達には、本当に、眼に見える紋様は効果があるって事なのかなぁ。

ギンボシキヒメハマキ 成虫 Enarmonia major (Walsingham, 1900)

最近、近隣で、この蛾を見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、前翅長8ミリぐらいあったのではなかろうか。

種名は、ギンボシキヒメハマキ。

幼虫の食草は知られていないとのことだが、笹原で見かける蛾との通説もある。確かに、この蛾がいた場所には、笹が結構生えてはいた。

生息分布は、北海道から九州辺りまでとのことである。

それにしても、ヒメハマキの仲間は、翅のひとつひとつが凸凹しているのか、ピントがあった試しが無い気がする。