ナラタケモドキ

近隣のとある雑木林で、今頃の季節に雨が続くと必ず出てくるキノコがある。

 

写真の右の方に出始めが写っているが、未だ成長し始めの初期段階である。そして、なんだか美味しそうな見た目のキノコである。

続いて、もう少し大きく成長した個体群を以下に。

どちらも、地面から生えているように見えるが、もぎろうとすると分かるのだが、地面に埋まった太目の枯れ木(根じゃないと思う)から発生している。

基本は、コナラ等の樹勢の弱まった木の幹や切り株から生えてくる。切り株から生えている写真を以下に。

そして、湿度があるうちに、大きく育つと以下のようになる。

しかし、そのうち湿度がなくなり、乾燥した天気になると、黒く縮んでしまう。

種名は、ナラタケモドキだと思う。

美味しさはと言うと、過去に10年近く前に、ごそっと持ち帰り、汁物にでもしてみようと思い、食した事があるのだが……美味しい印象は無かった。あくまでも、当時の記憶だが、出汁は出ないし、茎が中空で味の無いキノコの印象がある。もう一度、食べたいとは思わなかった。

ちなみに、春に近隣で見かけるアミガサダケも、私にはおいしいとは感じられない。アミガサだけの食感も、未だ魅力を感じられない。自然下に生えているキノコを次から次に試食しているわけでは無いが、なかなかヒットキノコに出くわさない。

自然下に生えてきたキノコでは無いが、クワガタの幼虫飼育のために購入した菌糸瓶から生えてきたヒラタケの仲間は、本当に美味しかった!旨味も風味も、キノコってヤバいぐらい美味しいと思ったものだった。

シロオニタケ

このキノコは、近隣の雑木林内で時々見かけるキノコである。

抜いて、傘の下が見えるように写した写真を以下に。

名前は、シロオニタケだと思う。似た種に、タマシロオニタケという種もあるようだが、一応、タマシロオニタケの柄の基部は、もっと潰れた感じでカブラ状と表現している方が多かった。上の写真は、カブラ状というよりは棍棒状であるので、私はシロオニタケと断定した。

実際のところ、ネット上の画像は、画像と種名の組み合わせがゴチャゴチャになっている写真が沢山出回っている印象を受けたが、これは、校閲がしっかりされないインターネットの世界ではよくある事である。取り敢えず、見る側が、真実をしっかり見抜く鑑識眼を持つ事が求められている時代である。

さて、キノコと言えば、食用になるのか毒キノコなのかが、興味の対象の一つになるが、このシロオニタケの多くの紹介記事を読んでると、有毒から猛毒まであり、食用にしない方が無難なキノコなのは伝わってくる。

以下に、この写真を撮ったきのこの近くに別の個体もあって、一瞬別種に思えた。ただ、育ち上がっていくと、粒々や幕も剥がれたり、流れ落ちたりして、全然印象が変わるだけで、私は、同じシロオニタケだと読んだ。

傘の下が見える写真を以下に。

シロソウメンタケ

一つ前の前でキノコの投稿をしたので、もう一つキノコの投稿を……。

名前は、シロソウメンタケと言うらしい。

雑木林の下草が刈られ、落ち葉も適度に掃かれてそうな場所に生えていた。キノコっぽくない風貌だが、キノコなんだろうなとの想像は付いた。

食用にもなるが、無味無臭で、殆ど食用にされないとの事である。