ウスグロキバガ 成虫 Dichomeris rasilella (Herrich-Schäffer, 1854)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長7-8ミリだった。

一見して、キバガの仲間であろうと思ったが、調べたところ、キバガ科フサキバガ亜科のウスグロキバガという事が判明。

幼虫の食草は、ヨモギという事である。

生息分布の方は、国内は本州以南九州辺りまでが知られている。海外の生息分布は、興味深くて、アジアでは、朝鮮半島やロシア沿海州にいるのは分かるが、ヨーロッパにもいるのである。そして、ヨーロッパ全土というわけではなく、少し偏りがあるのだが、ロシアのバルト海周辺に多く見られているようである。この蛾の拡がりの中で、何が起きたんだろうと気になる。ただロシア以外は、沿岸部での生息情報が多いようには見える。

ゴマダラノコメキバガ? 成虫 Faristenia quercivora (Ponomarenko, 1991)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長7ミリぐらいだったであろうか。(もうちょっと小さかったような気もする。)

種名は、少し自信がないが、ノコメキバガと名前に付く蛾のどれかなんだと思った。その中から、画像で一番近かったのが、ゴマダラノコメキバガかなと思った。

幼虫は、ブナ科のコナラやクヌギの類の葉を綴って内側から食すようである。

生息分布の方は、Faristenia (Ponomarenko, 1991)属という括りで調べたところ、我国と韓国から報告が上がっている。

シロノコメキバガ 成虫 Hypatima excellentella (Ponomarenko, 1991)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長6ミリぐらいのとても小さな蛾である。

一見、どっちが頭部が迷いそうな蛾であるが、黒い複眼が見て取れる方が頭部である。

そして、頭部にあるフサフサも気になったが、フサフサの辺りをよく見ると、反り返った牙のようなものも見えるような見えないような。

こうして、キバガの仲間を当たると、フサキバガ亜科のシロノコメキバガと判明。

幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギやクリ等との事である。