ネモンシロフコヤガ? 成虫

一昨日、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で12ミリぐらいだったと記憶している。

ヤガ科スジコヤガ亜科に属するこの紋様パターンの蛾達は、紛らわしいのが多い。我家の外灯下にも、大きさや色合いや紋様の配置が少しづつ違うタイプが時々訪れている。

ただそれらと出会う回数が増えると、自然と法則性みたいなものが、少しづつだが見えてくる予感がする。

取り敢えず、今回は、ネット上で、上の写真の個体に一番近いタイプは、ネモンシロフコヤガと紹介されている事が多いので、ネモンシロフコヤガと紹介させてもらった。

幼虫の食草は、未知との事だが、近似種がイネ科の植物を寄主に選んでいることから、本種もイネ科の植物が臭いなと思っている。

モンオビヒメヨトウ 成虫

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で12ミリぐらいだった。特徴的な紋様なので、種名は直ぐに割り出せたが、ヤガ科ヒメヨトウ亜科のモンオビヒメヨトウである。

幼虫の食草は、シソ科のエゴマという事は知られている。ただ、我家の外灯下に来た個体が、本当にエゴマ育ちかは分からない。近所で、エゴマなんかを栽培している人がいるかなという感じである。

本日、外灯下で2匹のモンオビヒメヨトウを見たが、8月9月に現れる年一化の蛾らしい。

遠くヨーロッパにも同じ蛾がいるようである。

クロテンカバアツバ?  成虫

数日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で8ミリぐらいだった。このサイズとこの形状だと、真っ先に浮かぶのはコブガの仲間である。次に、ひょっとしてヤガ科のコヤガの仲間であろうかと続くが、本種は、ヤガ科の元シタバガ亜科に属し、現在亜科未定らしいクロテンカバアツバに酷似していると思った。

ただ、幼虫の食草がバラ科のズミ他との事である。個人的なズミの印象は、栃木県奥日光の戦場ヶ原の一帯で白い小花を満開にする樹木といったところである。

我家の近所だと、リンゴ農家とかが、リンゴの台木にズミを使っているかもしれないが、近隣の平地環境で自然に見かける樹木ではない。

果たして、我家の外灯下に来ていたこの蛾は、何を食べて育ってきたのであろう……。