アケビコノハ 成虫

先ほど、近所を散策中に、この蛾を見つけて、数回のチェイスを経て、なんとか写真に撮っていた。

最初は、茂みからオレンジ色の下翅が目立つ大型の蛾が飛び立ったので、キシタバかなと思ったのだが、止まった瞬間に違うと思った。

同時に、会いたかった蛾に、やっと出会えたーと思った。

大きさは、開張で裕に10センチを超えそうなサイズであった。種名は、アケビコノハ。

近隣近所に、ミツバアケビにゴヨウアケビに、アケビは色々沢山生えているけれど、このアケビコノハの成虫はおろか幼虫にも出会った事は無かった。アケビはよく見かけるけれど、アケビを食草としているアケビコノハには、これほどまでに出会わないものかと、少し諦めかけていた中での遭遇であった。

さて、アケビコノハの事を改めて調べていて知った事実に、幼虫の食草はアケビ以外にもメギ科の植物やツヅラフジ科の植物も大丈夫だという点があった。最近は、アケビを見かける度に、アケビコノハの幼虫を探してきたものだが、案外、アオツヅラフジなんかにいた可能性も無きにしも非ずだなと思った。

このアケビコノハも、他のヤガ科エグリバ亜科の多くの成虫のように、果実を吸汁してしまう習性は持っている。ゆえに、果実の表面にキズや痕が出来るのを嫌う果実農家が、防除対策に躍起になっているのは想像するに容易い。

ウスグロセニジモンアツバ 成虫

我家の外灯下に時々来ている小さめの蛾の名前が分かったので投稿する事にする。

2021年7月23日 自宅にて撮影

大きさは、前翅長で1センチぐらい。今まで、翅を中途半端に広げて止まる姿から、シャクガ科ナミシャク亜科を当たっていたが、なんとヤガ科のカギアツバ亜科の蛾である事が分かった。

種名は、ウスグロセニジモンアツバ。漢字で書くと、薄黒背虹紋厚羽辺りだと思うが、背虹紋のパートが種名を言い表している。腹部背側の対になった紋が虹色に光るようである。私が撮った上の写真でも、キラキラ光っているのが見てとれる。

幼虫の食草に言及している投稿は、サッとは見つけられなかった。

ここに来て、とうとう我家の外灯下によく来ていた蛾(春に多かった)の正式な種名が分かったが、同時に過去に間違った種名で投稿していないかと不安になってきた。再確認してみようと思う。

カバイロシマコヤガ 成虫

ちょうど、一年前の今頃の写真(撮影年月日は2020年8月10日となっている)を確認していたら、その当時は種に行き着けなかったが、1年後の現在の知識では種に辿り着く切り口を見出せた蛾の写真があった。

コヤガの仲間っぽいなと思い、調べたところ、カバイロシマコヤガと判明。ちなみに、前翅前縁の白い紋が見えないのは、フタスジシマコヤガというらしい。

大きさは、開張で2センチ前後だったと思う。

幼虫の食草は、地衣類をとのことである。