フタスジトガリヨコバイ Futasujinus candidus (Matsumura, 1914)

昨晩、我家の外灯下に来ていたヨコバイの一種である。

ちょっと写真がボケてしまっているのが残念である。

大きさは、体長5ミリぐらいだった。

種名は、フタスジトガリヨコバイだと思われる。

トガリヨコバイのトガリの部分は、鼻先の尖りのことだと推測するが、上の写真は、上手くその特徴を捉える事が出来ていないかもしれない。

成虫も,幼虫も,イネ科の植物に寄生するようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外は、韓国からの報告が上がっている。

シリアカハネナガウンカ Zoraida horishana (Matsumura, 1914)

このハネナガウンカの仲間達は、我家の外灯下では時々見かける。

今回のこのハネナガウンカも,過去に投稿済み(4年前の8月28日)のアヤヘリハネナガウンカと思い,それほど注目していなかった。ただ、一応撮った写真を見返していて、アヤヘリハネナガウンカと少し違うと気がつく事になった。

大きさは、体長は5-6ミリでとても小さいが、翅の長さは15ミリぐらいあり,意外と大きく見える昆虫である。

種名は、シリアカハネナガウンカ。肝心なシリアカ(尻赤)の部分が写る写真は、残念ながら撮っていなかった。

なぜアヤヘリハネナガウンカと違うと気が付いたかと言うと、翅の前縁側がこんなにハッキリと太く模様が入っていたかという疑問が生まれた。アヤヘリハネナガウンカの翅は、もっと透けていて、前縁側の紋様ももっと疎に入る。そして、触角の色も違う気がした。

さて、このシリアカハネナガウンカの生息分布は、国内は、本州と九州。ただ、海外の生息分布は、韓国からの報告が多数上がっているようである。

イナズマヨコバイ Maiestas dorsalis (Motschulsky, 1859)

昨晩、我家の外灯下に来ていたヨコバイの一つである。

もちろん,肉眼では紋様を認識出来ない大きさだったが、撮った写真を確認したところ,初めて見るヨコバイの気がした。

大きさは、体長4ミリぐらい。

種名は、イナズマヨコバイだと思われる。

ただ、イナズマヨコバイの情報は思いの外少ない。名前が似ているオオイナズマヨコバイやイナズマヒメヨコバイという種も存在し,どちらかと言うと、それらの情報の方が多かったような気もした。

このイナズマヨコバイは、刈られた稲の株下に産卵するらしく、卵で越冬するとのことである。そして、イネ萎縮病のウイルスを媒介する事が知られている。

さて、生息分布の方は、国内は、本州以南,南西諸島辺りまでいるのではないだろうか。海外の生息分布の方は、韓国、中国東部、東南アジアからインドまで、またオーストリアも北部まで、稲作をしていそうな地域には生息してそうな勢いである。